分岐角度が開く、ということには2つの意味があります。
1つは、気管分岐部の下に腫瘍、リンパ節腫大などが生じ、それが分岐している主気管支を押すことで角度が開く、ということ。
2つめは、右なり左なり(あるいは両方)の主気管支が(主に上方に)引っ張られ、その結果角度が開く、というもの。
同じように角度としては開きますが、曲がり具合が違いますね
(健常者では通常、「人」の形で、下向きに凸の分岐となっています)。
気管分岐部の下にリンパ節腫大が生じ、それが分岐している主気管支を押すことで角度が開く場合は、こんな感じです。
上に引っ張られている例では、先日お示しした、こちら。
先日書いたように、気管の左側への偏位と左横隔膜挙上があります。
実はそれだけではありません。
左の主気管支に注目しましょう。
引っ張り上げられています。
これはどういうことか。
横隔膜も気管も、左胸腔に引っ張り込まれている。左肺のvolume(容量、大きさ)が低下していて、しかも左主気管支が引っ張り上げられている…。
実は、左上葉切除術後、なのです。
ナゼそうなるか、よーく考えてみてください。
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