2026年03月15日

『感染症レジデントマニュアル 第3版』献本いただきました!

『感染症レジデントマニュアル 第3版』、ずいぶん以前に献本いただいていたのですが、ようやく拝読できましたのでご報告させていただきます。

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すでにあちこちでご紹介されている通り、こちらの書籍はあの藤本卓司先生が編集、といいますか、多くの先生方が執筆をされているのですが、最終的に藤本先生がきちんと目を通して、おそらくかなり手を入れられて、ほぼ藤本先生の文章になっているごとく読むことができる、「藤本節」を堪能できる書籍とのことであります。

私自身、これまで藤本先生のお話、講演、セミナーなどを何度も伺ったことがあり、何度お聴きしてもいつも感銘を受けるわけですが、確かにその感銘がよみがえるような感覚を持って読ませていただきました。

もちろん「感染症マニュアル」ですので感染症のお話がメインに述べられています。特にグラム染色、手順やアトラス含めその重要性については巻頭から繰り返し述べられていて、ともすると特に若い先生方、そして指導医も省略しがち、だったりするところで、今一度きちんと教えなくちゃ、と思いました。

もちろん感染症の各論、抗菌薬のお話も充実していますし、類書とは少し違う視点もあって興味深いのですが、個人的にこの書籍のミソというか売りは、総合内科医としての藤本先生の、特に身体診察や診断のところのご説明がすごく素敵で読んでいてゾクゾクするというか、すべての内科医は耳鏡を持つべし!ああ、持ってない……みたいに、自分ができていないことを改めて顧みることが多く(自分が悪い)、そこらへんではないかと思う次第です。

特に私が関心を持ったのは呼吸器感染症のところですが、急性上気道炎や上気道症状の診療にあたる医師には必ずお読みいただきたいところですし、呼吸器科の医師もここにあるような診断手順、身体診察の基本ができていない、ということが実は少なくないように思われます。できれば呼吸器感染症の項目70ページ+結核、NTM30ページ、合計100ページ程度を500〜800円程度で電子書籍とかで販売していただき、なるべく多くの医師が読めるようにご配慮いただけたりしないものかと思う次第であります。もちろんそれ以外の項目も本当に素晴らしい書籍ですね!誠にありがとうございました!!

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posted by 長尾大志 at 18:17 | Comment(0) | 日記

2026年03月12日

済生会江津総合病院にて、看護師さんに「呼吸生理の基礎と肺炎という病態」のお話

先日、済生会江津総合病院に伺い、お昼休みの合間?を利用して看護師さんに「呼吸生理の基礎と肺炎という病態」についてのお話をさせていただきました。

済生会江津総合病院は再三申し上げますが多職種の皆さんがめちゃくちゃ勉強熱心でかつホスピタリティにあふれているステキな病院です。今回のお話も、病棟の看護師さんたちが前のめりに聴いていただき、現場ならではのご質問、ご感想ありで大変こちらもうれしかったです。

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お菓子類のおもてなし(Mさん)もありがとうございました!!また伺います!!

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posted by 長尾大志 at 17:20 | Comment(0) | 活動報告

2026年03月09日

外来処方ドリル 献本いただきました!北先生ありがとうございました!!

やわらぎクリニックの北和也先生が編集された、『外来処方ドリル〜診察室でよく出合う症例を追体験、「なんとなくの対症療法・Do処方」から脱却する』を少し前に献本いただいていたのですが、なかなか拝読できずにご紹介が遅くなってしまっていました……。

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こちらは羊土社さんの書籍、もっといえば「レジデントノート」の特集記事を単行本化されたものですので、対象は研修医の先生方、ということだと思うのですが、非呼吸器疾患に関しては一旦リセット、初心者状態となっている自分にとって、いろいろと「ちょうどいい」内容でした!

そもそも雑誌記事の時点でのターゲットが明確で、「卒後3年目に初めて一般内科外来を担当することになったウン年前の北先生」だそうで、北先生の優しさ、思いやりが随所にあふれた内容となっています。「処方」に重点が置かれてはいますが、説明や指導の仕方であったりも懇切丁寧に触れられていて、北先生や他の執筆者の方々に教わる研修医の先生はうらやましい!と思えますね。

この手の総合内科的書籍を手に入れたら、やはり気になるのが呼吸器領域の記載です。どれどれ、どんなもんだ、と思って早速見てみると……なんとまあ、倉原優先生が執筆されてるじゃありませんか!こりゃ中身をチェックするまでもないなあ、とも思いましたが拝読してみると、外来あるあるな症例にツボを押さえた名解説?COPDに抗コリン薬が禁忌のケース、β遮断薬を使えるか?などなどさすがの内容でしたね。

他の項目も一般外来で出会いそうな疾患を多く挙げていただいて、外来のお供として使えます。特に「不眠」の項の睡眠衛生指導や後半のウイメンズヘルス、メンタルヘルス、高齢者への処方箋など、しっかり学べて大変良かったです。上で述べたような、これから外来に出ていく若い先生方にもお勧めですし、専門外の外来をこれからやっていくことになっ(てしまっ)た先生方の学び直しにもお勧めです!!

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posted by 長尾大志 at 20:18 | Comment(0) | 日記

2026年03月07日

卒業生のご挨拶

今年は学位授与式(卒業式)も謝恩会も出席が叶わないので、その旨を卒業生さんにちょっと申し上げたら、予め態々ご挨拶に来てくださいました!

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いろいろ積もる話もあり、ちょっと話過ぎましたか?私の好みを知り尽くしたお土産もとてもうれしかったです!!

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ちなみに早速今日引き換えてきましたが、たんかんタルトはラス1でした!

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もし卒業前に顔でも見とこうか、という方は事前にお越しいただけますと喜びます!手ぶらでも、顔を見せてくれるだけで大歓迎ですよ!!

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posted by 長尾大志 at 15:37 | Comment(0) | 日記

2026年03月06日

令和7年度島根大学総合診療・地域医療実習第11クール発表会・アワード受賞プレゼン・奥出雲病院

総合診療・地域医療実習ですが、令和7年度分プレゼンのご紹介が事情があってできておりませんでした。第11クールの、アワード受賞者Hさんのプレゼンを一般公開させていただきます!

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島根大学で4〜5年生全員に行っている総合診療・地域医療実習。帰ってきた学生さんが、充実の実習について生き生きと教えてくださいます。本プレゼンでは奥出雲の現状、人口や医療について最初に紹介していただき、実習当初の目標(奥出雲病院らしさを見つける)についてお話されました。

ご多分に漏れず地域では医療リソースへのアクセスに壁がある、それに対するソリューションとしての訪問診療、訪問看護、訪問リハ、訪問栄養を紹介され、実際の困難症例を通していろいろな考え、意見があるということ、大学病院と地域の病院とで対応はどのように異なるのか、結局アクセスの壁が地域医療を特徴づけているということ、などなど、印象深い発表でした。

地域での素晴らしい学び、是非ご覧ください!⇒
https://youtu.be/imCvwJ_MewM

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posted by 長尾大志 at 16:52 | Comment(0) | 島根大学医学部・臨床実習

2026年03月05日

地域枠制度についての意見交換会

今日は半日、こちらに参加してまいりました。

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別に医学部長でも病院長でもないのですが、「地域医療○○講座」の所属である、ということでご指名がありまして。

前半はいくつかの講演、後半がグループワークとよくあるやつでしたが、前半で拝聴した新潟県の取り組みは大変参考になりました!また後半のところでは、地域によって事情、地域枠のありよう、地域の医療に対する要請もいろいろあるということがわかりましたのと、島根大学と他所の事例が大い異なることがよくわかりました。今回の学びを生かしていきたいと思います。

今回は間際に決まった出張であったのと、風邪気味で食欲がなかったので!いつものような写真はございませんでした……。

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posted by 長尾大志 at 20:51 | Comment(0) | 活動報告

2026年03月04日

第115回看護師国家試験問題解説・115P38 なぜ口すぼめ呼吸をするとCOPD患者さんは息を吐きやすくなるのか

口すぼめ呼吸はCOPD患者でみられる呼吸様式です。COPDにおける呼吸リハビリテーションの一環、にはなるのですが、既にご自身で「その方が楽だ」として身に付けておられる方もおられますね。

理屈としては、1 口をすぼめて呼気の出口に抵抗をかけることにより、気道内圧の上昇が生じますと「閉塞」が解除されまして息を吐きやすくなるのです。
2 口をすぼめても呼吸回数には影響しませんし、3 気道内圧が上昇することで末梢気道の閉塞はむしろ妨げられますし、4 1回換気量は増加します。

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2026年03月03日

第115回看護師国家試験問題解説・115P38 口すぼめ呼吸

115P38

口すぼめ呼吸によって生じるのはどれか.
1. 気道内圧の上昇
2. 呼吸回数の増加
3. 末梢気道の閉塞
4. 1回換気量の減少

口すぼめ呼吸はCOPD患者でみられる呼吸様式ですね。とにかくCOPDにまつわる身体所見、検査所見、呼吸リハビリテーションなどの諸々は頻出ですから必ず覚えておきましょう。

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2026年03月02日

第115回看護師国家試験問題解説・115P20 呼吸パターン図

115P20

呼吸のパターンを図に示す. Cheyne-Stokes〈チェーン-ストークス〉呼吸はどれか.
1. @
2. A
3. B
4. C

これは図をお示ししないとナンノコッチャラ、ですが、要するにチェーン-ストークス呼吸とかビオー呼吸とか多呼吸とか徐呼吸とか、パターンを覚えておきましょう、という問題です。本問は3でしたが、これは頻出問題ですので過去問をいくつかやって必ず覚えておきましょう!

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posted by 長尾大志 at 17:46 | Comment(0) | 日記

2026年03月01日

第115回看護師国家試験問題解説・115A51 COPD患者の酸素療法

底が浅い、なんて失礼なことを書いちゃいましたが、なんかシチュエーションがストレートで、
「細菌性の肺炎と診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉患者の酸素療法」
つまりナルコーシス予防のための酸素投与法を聞かれているわけですよね。

ほぼほぼ「慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉患者のCO2ナルコーシス予防のための酸素投与法」
という一般問題を、ちょっと状況設定風味を加えたかのように見えるんです。

いずれにしましても答えは同じで、
1 酸素中毒を避けるためにはむしろ低流量にするべきで、
2 鼻カニューレでの最大投与量は5L/分程度で、
3 酸素濃度は高くなりすぎないようにすべきで、
4 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉が90%前後を維持するように酸素投与量を調整するのが正しいです。正解は4ですね。

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posted by 長尾大志 at 17:33 | Comment(0) | 日記

2026年02月28日

第115回看護師国家試験問題解説・115A51 医師と看護師の視点の違い

第115回看護師国家試験問題の解説、続きましてこちらの問題ですが、これも医師側からみるとちょっと底が浅く見えます。でもこの感じ、看護師国家試験の特徴ともいえるんですね。あくまでシチュエーション(前提)の上で、正しい「行動」を選ばせるといいますか。なのでそういう試験対策が必要なんですね。

115A51
細菌性の肺炎《pneumonia》と診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉《chronic obstructive pulmonary diseases》患者の酸素療法で正しいのはどれか.

1.酸素中毒を避けるために高流量にする.
2.鼻カニューレでの最大投与量は8L/分である.
3.CO2ナルコーシス予防のために酸素濃度を高くする.
4.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉が投与量の指標となる.


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2026年02月27日

日経メディカル 長尾大志の「わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス」第23回公開されました〜

日経メディカルさんで連載中の「長尾大志の『わかりやすイイ 胸部X線写真読影 アドバンス』」、第23回が公開されました!

今回のアレ、症例としてはかなりよく見かけるんですが、意外に「ちょうどいい」写真がなくて、症例探しに苦労しました〜よろしければどうぞご覧ください〜

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tnagaoadvance/202602/592208.html

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posted by 長尾大志 at 19:44 | Comment(0) | 胸部X線道場

2026年02月26日

第115回看護師国家試験問題解説・115A29 肺血栓塞栓症の確定診断に用いるのはDダイマーなのか?

肺血栓塞栓症《pulmonary thromboembolism》の確定診断に用いるのはどれか、という問題文なのですが、そもそも肺血栓塞栓症の確定診断は胸部造影CTでやるのでは??となるところですが、看護師国家試験であるということを勘案して、そこまで原理主義的な内容は問われていないであろう、と信じて考えます。

本問では血液検査所見で肺血栓塞栓症の診断に使えるものを問われている、とすると1 肺血栓塞栓症の診断アルゴリズムの中で,Dダイマーは中心的役割を果たしていることから正解はこちらでしょう。

2 ヘモグロビンが高い=血液中濃縮が起こっているときには血栓塞栓症が生じやすいとされていますが、診断確定に用いるわけではありませんし、3 プロトロンビン時間〈PT〉4 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉は血栓の診断よりも,主に抗凝固療法(ヘパリンなど)の治療モニターとして使います。

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2026年02月25日

第115回看護師国家試験問題解説・115A29 肺血栓塞栓症の検査所見

というわけで、すっかり終わっていた第115回看護師国家試験問題の解説も、サクッと終わらせてしまいましょう。

肺血栓塞栓症《pulmonary thromboembolism》の確定診断に用いるのはどれか.
1.Dダイマー
2.ヘモグロビン
3.プロトロンビン時間〈PT〉
4.活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

いきなり、なんというか、チャレンジングというか……物議を醸しそうな問題ですが、国家試験問題なので仕方ありませんね……

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2026年02月23日

話題の病院総合医学会の裏で

今週末の連休は、物議を醸している?病院総合医学会などいろいろな学会があったようですが、私のミッションは「シンガポールに行ってきます〜」と言い残して長女と共に異国に旅立った妻の代わりに、連休中の家事一切をこなすことでした。

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もちろんイクメンの皆さんは普段から普通になさっているのだと思いますが、食事の準備、洗濯と物干し、洗い物、掃除、買い物、塾の送迎、宿題の相手、1つ終わるかどうかで次々と湧いてくるタスクに振り回されまくりました顔1(うれしいカオ)あせあせ(飛び散る汗)体感ですが子供が1人増えると掛け算でタスクが増えて複雑化しますね。

若い頃からやっていれば慣れて出来るのでしょうか?少なくとも自分には、家にいる間に「仕事」が出来る、集中して考える時間が取れるとは思えなかったです。

今の若い方々でも育児にフルコミットする人と仕事に注力できる人とではそれなりの差が生じうるような気もします。選択肢がいろいろあって、悩ましいですね……

今回の結論としては妻にマジ感謝、ということです♪

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posted by 長尾大志 at 12:53 | Comment(0) | 日記

2026年02月22日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題・120A048解説

両側びまん性の高吸収域を呈する鑑別診断から正解に至ることが要求されている問題ですが、CTでマスクメロンの皮に見えるすりガラス影+網状影,そして米のとぎ汁様に白濁した気管支肺胞洗浄液から、肺胞蛋白症の診断に至ることは困難ではありませんね。

正解:a 肺胞蛋白症

なおfine cracklesは間質性肺障害の際に比較的非特異的に聴取されるため,fine crackles=特発性肺線維症,とは覚えない方がいい,という注意喚起もされているのでしょう。

なお古くは滋賀医科大学、昨今では島根大学の3年生臨床講義において、「肺胞蛋白症の歌」を時々披露していました。さすがに一般に披露するのは権利関係から困難ですが、今回も学生さんから「歌を思い出した」みたいなコメントをいただきました。少しでもお役に立てていたらうれしいことですね!

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2026年02月20日

グロービズ経営大学院の 田久保善彦先生によるリーダーシップ講演会

昨日はグロービズ経営大学院の 田久保善彦先生 をお招きし、総合診療医センター主催でリーダーシップ講演会を開催していただいたので参加させていただきました。

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タイトルは「チームを作り、組織を動かすリーダーシップ」。ここ数年毎年開催していただいておりますが、今年は対象を「医療に関わるすべての方(医師・看護師・薬剤師・リハビリ職・事務職 ほか)」とし、大々的に告知されていましたので、県下の多くの病院の「今の自施設が直面している問題山積で、改革を進めたい」と考えておられるであろう市中病院の多職種の皆さんが多く参加しておられました。

これまで医師向けにされていた時とは会場の熱気も違っていたように思いますし、お話されていた内容もより実践的であったと感じました。毎年聴いていてもできていないことが多いなあとわが身を顧みることの多い2時間でした……。

田久保先生には、鬼形医学部長時代から弊学に関わっていただいており、総合診療医センターができてからはそちらのメンタリングやリーダー育成に継続してご協力いただいており、センターのビデオ・オンデマンドにもご出演いただいています。
「田久保先生の講演をもっと知りたい」「事前に雰囲気を知りたい」という方は、ぜひ以下もご覧ください。
https://shimanegp.com/category/video/?tag=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2&tab=list

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posted by 長尾大志 at 09:52 | Comment(0) | 日記

2026年02月19日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題解説・120A048

120A048
78歳の女性.労作時の息切れを主訴に来院した.6ヵ月前から咳嗽を自覚し,1ヵ月前から労作時の息切れが出現した.体温36.5℃.脈拍92/分,整.血圧136/90mmHg.呼吸数20/分.SpO2 92%(room air).両側下肺野にfine cracklesを聴取する.血液所見:赤血球467万,Hb 13.8g/dL,Ht 41%,白血球3,800,血小板32万.CRP 0.1mg/dL.胸部X線写真(別冊No.A),胸部単純CT(別冊No.B)及び気管支肺胞洗浄液の写真(別冊No.C)を別に示す.(症例写真は直接引用しませんのでどちらかでご覧ください)

考えられる疾患はどれか.
a 肺胞蛋白症
b 特発性肺線維症
c サルコイドーシス
d ニューモシスチス肺炎
e びまん性汎細気管支炎

これもカタイ?問題ですね。絶対正解してください……。

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2026年02月17日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題解説・120B016

120B016
気管支喘息患者の肺野で聴取されるwheezesの表現で適切なのはどれか.
a 吸気時に聴かれるパチパチという音
b 吸気時に聴かれるブツブツという音
c 吸気呼気両方で聴かれるキュッキュという音
d 呼気時に聴かれるゴロゴロという音
e 呼気時に聴かれるヒューヒューという音

こちらも、どしたん?問題作るの面倒いの?って感じの問題ですかね……。
おそらくこれは今後のCBT化(に伴う音源使用)を見据えた問題かな、という感じで。

念のため選択肢は、
吸気時に聴かれるパチパチという音はfine crackles
吸気時に聴かれるブツブツという音はcoarse cracklesかなと
吸気呼気両方で聴かれるキュッキュという音は胸膜摩擦音
呼気時に聴かれるゴロゴロという音はrhonchiですかね?
呼気時に聴かれるヒューヒューという音がwheezes〇

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2026年02月16日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題解説・120E015

120E015
喫煙と発症の因果関係が強いのはどれか.
a 胸膜プラーク
b サルコイドーシス
c 慢性閉塞性肺疾患
d 急性呼吸窮迫症候群
e ニューモシスチス肺炎

急にどしたん?って感じの問題ですし、ちょっと議論の余地もあるような気が……。
まあしかし、喫煙と発症の因果関係が強いといえば、c 慢性閉塞性肺疾患(COPD)しかないでしょ!
でいいと思いますが……。

補足すると、胸膜プラークはアスベスト曝露との因果関係が強いですし、
サルコイドーシスと喫煙は逆相関(喫煙者の方が発症しにくい)傾向にありますし、
急性呼吸窮迫症候群は特に関係については明らかでなさそうですし、なんですが
いくつかの文献で喫煙者にニューモシスチス肺炎発症のリスクが増加していることが示されているようで(International Journal of Infectious Diseases 2005)、ちょっと議論がプチ起こったりして?
と思ったんですが、まあCOPDが強すぎて、今のところ起こってないようですね?

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2026年02月14日

徳田安春先生闘魂祭/教育回診@松江

というわけで徳田安春先生闘魂祭/教育回診@松江、無事に終了いたしました!

徳田先生におかれましては2月11日水曜日(祝日)に那覇から移動されて松江到着、その夕方松江にて、弊学総合診療医センター坂口先生主催の懇親会@漁火が開かれました。

そこには今回の企画運営をしていただいた先生方以外に、金曜日に徳田先生が訪問される安来市立病院から、I先生とI看護部長さんが来ておられて、色々お話することができました。自分は安来市立病院の時間帯には大学で用事があって参加できないため、ここでお話しできてよかったです。やはりこちらも地域の病院ならではの問題が山積しており、課題の共有ができましたし、こちらでは看護師さんの離職が問題になっていたところ、実際に対応された方法が素晴らしく、実際に効果を上げているということを伺って大変感銘を受けました。是非また安来市立病院さんに伺いたいところです。

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そして12日木曜日は午前中松江市立病院、午後は移動して松江赤十字病院にて闘魂祭/教育回診をしていただきました。私は午前中松江市立病院での教育開始に参加させていただき、島根大学卒業生の懐かしい研修医先生と再会したり、研修医の先生の腕前に感心したりしていました。

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木曜日の午後は松江で支援センターの面談や大学での会議があったため出雲へ戻りまして、会議が終わってから肺の孔、そしてSCOPの活動と、詰め込みまくったスケジュールをこなしました。SCOPでは広島名物長崎堂のバターケーキを部員の皆さんに食べてもらいましたがなかなか評判良かったですね。

翌日13日金曜日は午前中松江生協病院で闘魂祭/教育回診、こちらは私も出席させていただきました。朝9時のスタートだったんですが、この時間の出雲から松江へ向かう道はそれはむちゃ混みで、時間がいつも読めない感じでしたので、結構早めに家を出発して早めに到着することができました。

松江生協病院の研修医の先生は数としてはそれほど多くないのですが、皆さん徳田先生の問いかけにしっかり答えておられて、非常に丁寧なご指導をいただいているなあと感心しました。それから松江生協病院に少し前からおられる呼吸器内科医のO先生と初めてお目にかかることができまして、症例のお話とかさせていただいたりしたのは嬉しかったです。今後ともよろしくお願いいたします!

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金曜日の午後は大学で総合診療・地域医療実習最終日の振り返り会がありそれに参加しました。今回は8人の学生さんが地域で実習を3週間済ませて帰って来られ、うち2名の方が大変素晴らしい発表でアワードを受賞されました。また近々お二人の発表も動画化して公開させていただきますので、是非その際はご覧いただけますと幸いです。

その後夕食は小川先生主催の懇親会が出雲の「和さび」でありました。私自身実は5年出雲にいて初めて訪問したお店だったのですが、小川先生曰く、学生の時に県人会で「格式高いお店を予約しておくように」というご指示があった時に、下手な店だと怒られるのですがこのお店であれば「よし」と言われた、みたいな、それなりにきちんとしたお店だということでした。とっても美味しかったですね。

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徳田先生、3日間島根県のためにありがとうございました!運営を担っていただいた坂口先生、上野先生、邉田先生、小川先生もありがとうございました!それから徳田先生、坂口先生、そして学生さんは今日は広島で適々斎塾に参加されるそうで、お元気ですね!お気をつけて!!

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posted by 長尾大志 at 17:52 | Comment(0) | 活動報告

2026年02月12日

有朋自東北来、 不亦樂乎

月曜日の昼過ぎに何とかかんとか出雲まで戻って参りましたが、本当はその日の午前中から、山形からの来客の予定があったのでした。

同じく呼吸器内科のバックグラウンドを持ち、このたび教育畑に移られるI先生がわざわざ東北からお見えになるということでしたが、こちらも大雪のため飛行機が全滅し、陸路で!こちらまで来られたとのことで、ひとまず月曜日の夕食を葵さんでご一緒させていただきました。

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翌日は外来や病棟見学していただいた後、私のやっている臨床実習もご覧いただき、午後は出雲大社、その周辺いろいろご一緒させていただきました。平日であれば平和そばも入れるということがわかって大変収穫がありましたし、羽根屋さんのぜんざいも実は初めていただきましたが、大変おいしかったです。

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食べるものばかりではなく、教育講座としての大学での立ち位置や役割のお話をいろいろさせていただいて、改めて自分の役割や立ち位置を振り返るきっかけにもなり、お話しできたのは大変貴重な時間でした!I先生には大変美味しいお土産もいただきました。いろいろとお付き合い頂き、誠にありがとうございました!!

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posted by 長尾大志 at 07:49 | Comment(0) | 日記

2026年02月11日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題解説・120F046 解説

受験生の皆さん、困惑されたんじゃないですかね?新傾向?問題。

昔ながらの検査である呼吸機能検査を使った計算問題、出てそうでたぶんあまり出てなかったのではないでしょうか。某社さんの採点サービスではそこそこ間違っていそうでしたけど、島根大学の皆さんは全員正解していたはずです。少なくとも2回は私説明してますからね!!

%肺活量=肺活量÷予測肺活量 ゆえに %肺活量=2,500÷3,600≒69.4%

○b 約69.4%であり正解である.

【正解】b

今後おそらく1秒率や%1秒量の計算問題が出題されるんじゃないでしょうか.
こういう問題では正解のみならず関連する検査値の計算も練習しておきましょう.本症例では
1秒率=1秒量÷努力性肺活量=2,200÷2,300≒95.7%
%1秒量=1秒量÷予測1秒量≒75.9%
ですね!

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2026年02月10日

第120回医師国家試験(呼吸器)問題解説・120F046

第120回医師国家試験が終了して、私も某出版社さんの(呼吸器)問題解説作りを進めてまいりますが、その下書き?として、こちらでつらつらと問題に対する考えやらを述べさせていただこうかなと思います。

120F046
64歳の男性.腎細胞癌の術前呼吸機能評価のために受診した.自覚症状はなく,既往歴に特記すべきことはない.身長164cm,体重64kg.呼吸音はfine cracklesを聴取する.呼吸機能検査を行ったところ,肺活量2,500mL,1秒量2,200mL,努力性肺活量2,300mL,予測肺活量3,600mL,予測1秒量2,900mLであった.
%肺活量を求めよ.
ただし,小数点以下の数値が得られた場合には,小数第1位を四捨五入すること.
a 64%
b 69%
c 76%
d 81%
e 92%

解答・解説は明日!!

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2026年02月03日

令和8年度島根大学総合診療・地域医療実習第1クール発表会・アワード受賞プレゼン・浜田市国民保険あさひ診療所

総合診療・地域医療実習、年度も変わりまして第1クールからのスタートになります。このクールは4年生(新5年生)最初の臨床実習であり、右も左もわからない状態で地域の現場に出る、という、結構スパルタンな環境でしたが、優秀なプレゼンが多くて選定に苦慮しました。学生さんの互選によりアワード決定し、受賞者Tさんのプレゼンを一般公開させていただきます!

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島根大学で4〜5年生全員に行っている総合診療・地域医療実習。帰ってきた学生さんが、充実の実習について生き生きと教えてくださいます。本プレゼンではまず浜田市旭町の概要の紹介をされ、他県出身のTさんが見つけた地域の「推しポイント」も紹介されました。まさに「地域を学ぶ」地域実習、って感じですね!

そして診療所の概要を紹介されますが、できる検査や処置がかなり限られているところがポイントです。提示症例はいろいろ気になる方で、いわゆる「困った」状況の方でMUS(Medically Unexplained Symptoms)です。そこでBPSモデルを用いて患者さんを理解しようと試み、たくさんお話をされたようで、レバレッジポイントを決めてアプローチ(@医学的アプローチA行動的アプローチB心理的アプローチC社会的アプローチ)をされました。

特にABCについてご自分なりに工夫し、患者さんの問題解決につながったようで、大変貴重な経験になりましたね!いきなりの臨床実習で、ご自分でBPSをしっかりと理解しここまでの学びを獲得されたことに驚きました!大変いい学びでしたね。是非ご覧ください!⇒
https://youtu.be/9sbb2Ugn4l0

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posted by 長尾大志 at 18:01 | Comment(0) | 日記

2026年01月28日

令和7年度島根大学総合診療・地域医療実習第10クール発表会・アワード受賞プレゼン・益田赤十字病院

総合診療・地域医療実習第10クール、アワード受賞者Tさんのプレゼンを一般公開させていただきます!

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島根大学で4〜5年生全員に行っている総合診療・地域医療実習。帰ってきた学生さんが、充実の実習について生き生きと教えてくださいます。本プレゼンでは益田赤十字病院と協力病院・医院の紹介から始まり、最初に益田での美味しい食体験、益田医療圏のデータについても触れられました。

それからこの4週間で学んだこととして、ACP(人生会議)に関するエピソードを紹介されました。益田赤十字病院で実習された学生さんの印象に残ったこととしてACPが多く語られていますが、なかなか大学内での実習で、人生・生命に関して語り合う、深くかかわることは難しく、貴重な経験をさせていただいたことがわかります。

今回の症例を通じて死生観や家族・親族とのかかわりの問題、それに医療の課題など、多くのことに気づかれて学びが深いことがわかる発表でした。

地域での素晴らしい学び、是非ご覧ください!⇒
https://youtu.be/7S8Y30WupcA

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posted by 長尾大志 at 12:13 | Comment(0) | 日記

2026年01月23日

令和7年度島根大学総合診療・地域医療実習第9クール発表会・アワード受賞プレゼン・益田赤十字病院

総合診療・地域医療実習第9クール、アワード受賞者Mさんのプレゼンを一般公開させていただきます!ここのところ益田赤十字病院さんが続きますが、決して「贔屓」しているわけではございません!

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島根大学で4〜5年生全員に行っている総合診療・地域医療実習。帰ってきた学生さんが、充実の実習について生き生きと教えてくださいます。本プレゼンでは益田赤十字病院の概要、圏域における役割、そして益田圏域の他の病院の紹介から始まり、学んだこととしてACP(人生会議)についてお話されました。

またACPか、と思われた方、正解です。県西部の高齢化、過疎、医療資源の限られた地域における諸問題の解決策として益田赤十字病院が力を入れているのがACPなのです。その背景もお話しいただきました。

それから実際の患者さんから学ばれたこととして、患者さんのライフヒストリーをとことん聴取することから、とある会にどうしても参加したい、というご希望を主治医の先生と学生さんで叶えられたエピソードをお話されました(患者さんには許可を得ております)。これは部屋中が心動かされましたね。患者さんから若い人に向けてのメッセージもご紹介いただきました。

最後に益田での学びについてまとめてくださっていますが、終末期医療に興味を持った、というところ、その価値・やりがいについて理解されたと思います。いい学びでしたね。是非ご覧ください!⇒
https://youtu.be/4wfe9aBxwVk

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posted by 長尾大志 at 18:08 | Comment(0) | 島根大学医学部・臨床実習

2026年01月22日

119回国試呼吸器XP対策E49,50 気胸

第120回医師国家試験受験生の皆さんに自分として何かできることはないかな、ということで、119回の画像に絞って振り返り、似た画像をたくさん見ていただけるような勉強会を先日開きました。

当日参加できなかった方のために収録動画を公開しようと思ったのですが、国試の問題文とか解説とか、とあるところのコピペだったりして、なかなか公開に足る動画がないのですが、なんとか1つ公開できそうなものを見つけました。

今回は気胸に関して、類似画像をご覧いただけます。お役に立てましたら幸いです⇒
https://youtu.be/2aYbQI2wX-w

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posted by 長尾大志 at 17:08 | Comment(0) | 動画置き場

2026年01月21日

出雲大社にて、第120回医師国家試験受験生諸君の「国家受験受験安全」を祈願して参りました!

よくよく考えてみると第120回医師国家試験までにお参りできるタイミングがなさそう、ということで先日出雲大社にお参り、ご祈祷をお願いして参りました!

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例年通り、私のわずかなポケットマネーで120名近くの「合格」を祈願するのはあまりにも厚かましい、という自覚はありますので、これから先の皆さんの「健康」と「安全」、無事に受験できますように、ということを祈願させていただき、あとは皆さんのこれまでの勉強が合格に導いてくれるでしょう、というスタンスでやらせていただきました!

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あと2週間余り、皆様の追い込みを応援いたします!!

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posted by 長尾大志 at 12:05 | Comment(0) | 日記

2026年01月20日

119回国試呼吸器XP対策A37

第120回医師国家試験受験生の皆さんに自分として何かできることはないかな、ということで、119回の画像に絞って振り返り、似た画像をたくさん見ていただけるような勉強会を先日開きました。

当日参加できなかった方のために収録動画を公開してみます。

ただ国試の問題文とか解説とか、とあるところのコピペだったりするのでそういうものは削除してみたのと、コメントスクリーンのコメントは流れないので私が急に反応したりしていて、なんのこっちゃ?と思われるかもしれません。

なので、ご満足頂ける出来ではないような気もしますが、類似画像をご覧いただけるという意味ではお役に立つかもしれませんので、一旦公開してみます。まずはA37、縦隔の腫瘤影から⇒
https://youtu.be/WsVl8nAIXfE

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posted by 長尾大志 at 18:15 | Comment(0) | 動画置き場