2017年04月19日

カーリーのA線、B線、C線

肺の静脈圧が上昇して血管周囲に水が滲みだしてくると、元々の血管と周囲の水が一体化して、元の血管径よりも太く見えるようになります。CTで見たとしても、血管そのものと周囲の水は区別がつきません。


スライド47.JPG


太くなってよく見えるようになった血管影が線状影として見え、「カーリーのA線、B線、C線」と呼ばれています。名前がそれぞれ異なりますが、結局は似た機序で出ている線ですし、線なんだから全部「カーリーの線」でいいじゃないか、とも思います。液晶・CT時代になったこともあってか余り使われなくなった用語でもあると思いますが、折角ですのでご紹介しておきます。


A線:上肺野から中肺野で見られる、肺門から末梢に向かう直線〜少し曲がった線


B線はこちら


C線:A線やB線を形作るような線状影(広義間質や血管影)が、特に下肺野で重なり合うことで見られる網状影


スライド48.JPG

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posted by 長尾大志 at 20:56 | Comment(0) | 胸部X線写真で、ここまでわかる