2018年03月08日

看護師さん向け書籍企画・「低酸素」のすべて12・シャントの理屈

誰もわざわざ混んでるところを通るわけがありません。スーーっと走れるところを通りたいに決まってます。道でいうとバイパス路。それでバイパス路の交通量が増えるわけですね。

翻って肺の血流について考えてみますと、通常は肺胞の周りに張り巡らされている毛細血管を通りますが、これが入り組んでいて狭くて、なかなか通れない。大渋滞なのです。

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まあ、大渋滞、というのは大変理にかなっていて、そのおかげでヘモグロビンがゆっくりと肺胞から酸素を受け取ることができるわけなのですが…。

ここに、仮にバイパス(シャント)が出来たらどうでしょう…?

スライド20.JPG

みんな、バイパス(シャント)の方に行きたがりますよね。そうなると肺胞に行く血流が減って、肺胞での受け渡しが減る、すなわち低酸素になるワケなのです。

こういうバイパスの代表が、肺動静脈瘻(はいどうじょうみゃくろう)です。

ナースのための呼吸器道場

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posted by 長尾大志 at 17:21 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場