2018年04月03日

看護師さん向け書籍企画・「低酸素」のすべて27・酸素の投与法7・ネーザルハイフローについて

インスピロンは「FIO2を上げるために使う」ものではなくて、「気道の加温加湿をしっかりと行うためのシステム」という位置づけが正しいのです。例えば術後、排痰を促したいときとか、気切症例で(鼻を経由しないので)気道が乾燥しがち、とか。まあ後者では昨今は人工鼻が使われることが多いでしょうか。


一方、ベンチュリーマスクやインスピロンに比べると、ネーザルハイフローに代表される、新世代のハイフローセラピーシステムは、考え方としてはとても簡単です。

流量を調節するところの改良によって、これまでのように15L/分まで、といったチンケな量でなく、最初から堂々と30L/分以上流せるようになっているのです。ですから、流量(30l/分以上)とFIO2を決めれば、その決めたFIO2が流されている、と見なすことが出来るのです。

スライド43.JPG

鼻に直接高流量を送り込むと、乾燥して痛みや不快感、鼻出血の原因になるのですが、ネーザルハイフローでは加温加湿をしっかりと行うことによって、そういういうことがないよう工夫されています。

ナースのための呼吸器道場

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posted by 長尾大志 at 19:41 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場