2018年04月05日

看護師さん向け書籍企画・「低酸素」のすべて29・死腔とは2・死腔の意味

細かい絵を描くとごちゃごちゃするのでシンプルに気道と肺胞、それから呼吸で出入りする大気の関係を表す絵を描きます。

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これで呼吸をさせてみましょう。吸気時には肺胞(呼吸領域)が膨らみ、空気が入ります。だいたい1回換気量は500mLくらいと考えますと、500mL分、肺胞が膨らむことになります。そこでガス交換をします。

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で、呼気時には、ガス交換の済んだ(汚れた=酸素が少なく二酸化炭素が多い)空気が肺胞から出てきます。

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外界に出た呼気は、すぐに拡散してきれいな空気(酸素の多い、大気)になります。で、次に息を吸うわけですが…。

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その際、死腔にある空気150mLも吸気500mLに含まれることにご注意ください。

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まあ、こんな面倒くさいことを言わなくても、気道内の空気150mLが吸気呼気で行ったり来たりする、だから1回換気量は死腔分150mLを差し引いて考える、そのくらいの考え方でも間違いではありません。

ナースのための呼吸器道場

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posted by 長尾大志 at 18:55 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場