2018年11月01日

特発性肺線維症/間質性肺炎の治療ガイドライン5

診断アルゴリズムは、少し変わって以下のようになりました。まあ、「IPFのガイドライン」ですので、あくまで中心はIPFで、IPFの診断のためにどうするか、という観点でのお話になります。それでも特発性間質性肺炎の診断において、IPFかそうでないかは治療を決定する重要事です。

IPF−抗線維化薬、もしくは支持治療(無治療)
IPFでない−免疫抑制治療

ですから。

まず、IPFを疑うような症候(胸部X線写真やCTで両側に陰影が見られる、両側下肺に吸気時cracklesが聴取される、60歳以上)があったり、労作時息切れや咳があったりすれば、まずは間質性肺疾患を来すような原因(前述)がないかを考え、そこで特定の原因がない、となれば胸部HRCTを撮影します。

HRCTでUIPパターン、となりますと、総合的なディスカッション(MDD)を経て最終診断。

HRCTでUIPパターン以外、という場合には、まずそこでMDDをし、気管支鏡検査でBAL、もしくは外科的肺生検を行い、病理診断など総合的にMDDということを経て、間質性肺炎の診断をしていくということになっています。

要するにこれまではUIPパターン以外の(つまり、蜂巣肺がない)症例では外科的肺生検をしなさいよ、であったものが、BALとMDDをすればIPFと診断が出来る、となりました。つまり今回のアルゴリズム変更は、少しでも抗線維化薬を使う方向に行くようなものですねえ(意味深)。

呼吸器専門でないドクターのための呼吸器実践

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