2019年01月21日

適々斎塾「ワークショップ 変えよう!教わろう!明日からの研修医教育」振り返り

まずは今回の総合司会・天理よろづ相談所病院の佐田先生によるアイスブレイクの後に「現況と本日のワークショップに対する期待」をグループで語り合いました。実はここから壮大なアクティブラーニングの実践が始まっていたわけです。

その後佐田先生と関西医科大学の西澤先生、島根大学の和足先生による講演「研修医に対する効果的な講義と院内勉強会」。

レクチャーは心拍数を下げ、副交感神経優位になって、要するに眠くなります。レクチャーの中にアクティブラーニングを取り入れますと、脈拍数が上がる。そうです、つまり交感神経が優位になり、目が覚めるのです。

とはいえ1対多数のレクチャーは決して無駄なことではありません。

レクチャーのメリットとしては一度に大人数にものを伝えることができる。非常に重要なポイントです。それから、直接、面と向かってお話しすることで、こちらの教えることに対する熱意を伝えることができます。それともう一つ、やはりしっかりとお話をすることによって、難しい内容を噛み砕いてお伝えできる、難しい内容に対する導入をすることができるというところでした。

このポイントは私が常々意識して実践しているところでもあり、大変共感できました。また、ポイントは、レクチャーの最初に、これから何をするか、期待させるというところかなと思います。


レクチャーから得られた情報は、まず視覚・聴覚の感覚記憶として保存されますが、その時間はわずか2秒。そこでまさに「右から左へ抜けていく」という感覚の通り、スルッと脳を通り過ぎるわけです。

そこから作業記憶に保存されるためには、何らかの関心を寄せる必要があります。関心、引っかかりがあれば、感覚記憶が作業記憶に保存されます。しかしながら作業記憶も保持期間は 15秒から30秒程度であり、その後は消えゆくばかりです。

そこでそれを長期記憶にするためには、再確認、つまり復習という作業を行う必要があります。もう一度記憶を呼び起こすのです。それによって分類・蓄積され、記憶が永続的に残るわけですが、この呼び起こすという作業のために、自分の頭で考えアウトプットする、それがアクティブラーニングということになります。

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posted by 長尾大志 at 17:57 | Comment(0) | 日記