2019年07月03日

胸部X線読影道場ふたたび44

2ヵ月前には、なんと気胸が発生していたのです。肺非結核性抗酸菌症に加えて、気胸後の癒着も1ヵ月前の写真の陰影に関係があったかもしれません。

これを踏まえて1ヵ月前、さらに今回の写真を見ると…いかがでしょうか。

今回の写真において、上肺野や下肺野の線状影は、1ヵ月前の写真では見られません。

病歴では2週間ほど前から軽度の呼吸困難感があった、ということですが、あえて受診されず、今回定期受診時に撮影した胸部X線写真でこの所見でした。

わりと急に出現、息切れあり、ということで、気胸の再発が考えやすいですね。その目で見ると、上肺野や下肺野の線状影も「癒着のある気胸の陰影」に見えてきます。

スライド13.JPG

CTではこんな風に、あちこち癒着のある気胸が見られました。癒着のある葉間に空気が入り込んで、一見嚢胞のように見えたのですね。

解説動画はこちら⇒
https://youtu.be/vUGpyQ17W2M

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posted by 長尾大志 at 19:14 | Comment(0) | 胸部X線道場