2019年08月06日

新令和・胸部X線写真の読みかた基礎編1

さてここまで、令和になりました記念としていくつか症例を見ていただきましたけれども、やはり今一度基礎をしっかりおさえておく必要を感じておられるかも知れませんね。

ということで、胸部X線写真読影の、基礎編を改めて書いてまいります。なーんーどーめーのー基礎編〜か〜


それでは早速、胸部X線写真を見てみましょう。

スライド1.JPG

…どこから見ましょうか?
えーっと、骨軟部組織…ちょっと待ったー(古い)!

まずはこの写真がどうやって撮られているかを確認しましょう。立位正面なのか、はたまたポータブル写真で、臥位なのか坐位なのか。その条件が認識できていないと、思わぬ間違いをしてしまう恐れがあります。

昨今多くの施設では、ポータブル写真の場合何らかの「印」が写真に入っていることが多いかと思います。例えば滋賀医科大学附属病院においてはこのような感じです。

スライド2.JPG

胸部立位正面写真、つまり(普通に)前胸部をX線検出器につけて、後ろからX線を当てて撮影した写真は、X線が後ろ(背部:posterior)から前胸部(anterior)に向けて通りますのでposterior(P)からanterior(A)に抜けるという意味でPA像といいます。

スライド3.JPG

それに対してポータブル写真は、X線が前(A)から後ろ(P)に抜けますので、AP像、といいます。

スライド4.JPG

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posted by 長尾大志 at 18:44 | Comment(0) | 胸部X線道場