2019年08月09日

新令和・胸部X線写真の読みかた基礎編4

肺が大きいか小さいか、はたまた正常の大きさなのか、は肋骨と横隔膜の交差する高さでおよそ見当がつきます。

正常の場合、右横隔膜が、第10肋骨の後ろ側と鎖骨中線辺りで交差します。

それから上下半肋間程度 は正常範囲で左の横隔膜は右の横隔膜と同じ高さから1肋間程度の下程度の高さであると言われています

スライド8.JPG

…いや、ちょっと待てよ!第10肋骨ってどれだよ!という声が聞こえてきましたね。

スライドやブログ上、書籍上もなかなか肋骨を数えるのはハードルが高いのですが、数えてみましょうか。

肋骨は、後ろ(椎骨についている部分)が高く、前に来るほど下がってきます。
また、後ろの肋骨は分厚くハッキリ見えますが、前の肋骨は薄く、見えにくくなってきます。
横向きに走っている、ハッキリ見える肋骨は後ろ肋骨で、前の肋骨はあまりよく見えません。

スライド9.JPG

試しに、字だけにしてみましょう。前がハッキリ見えるのは第1肋骨くらいのものです。

スライド10.JPG

第4肋骨くらいまで数えると、あとは後ろの肋骨だけ数えていけば…

スライド11.JPG

このように、第10肋骨の後ろが、右横隔膜と、鎖骨中線上で交差していることがわかります。

スライド12.JPG

(肺野を見て、肺が縮む原因がないのに)横隔膜が正常より高位の場合、吸気不足を疑うことがあります。

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posted by 長尾大志 at 18:05 | Comment(0) | 胸部X線道場