2019年08月10日

6回生全員アンケートをやるに至った経緯

新研修制度が始まって以降、初期研修を市中病院で、という流れが広がっているといわれています。裏を返すと大学医学部を卒業後、その大学で研修、という進路を選択する学生さんが減っていることになります。

それはなぜか。市中病院の方が、魅力的な研修をしているから?給料や待遇などの点で恵まれているから?…などなど、いろいろな理由が挙げられています。

本学も例外ではなく、年々大学での研修を選択する学生の数が減っている傾向にあります。大学側としては「減っている」ということに危機感を抱いているものの、実際何が問題で、なぜこうなっているのかという理由が何なのか、私たち教員には分かっていないところが少なからずあるのではないか、と何となく感じてはいます。

私自身、学生さんのごく一部と本音トークをすることがあるのですが、そこからなんとなく本学の問題点や、これは学生さんに嫌われるだろうな、ということを感じることはあるのですが、それを運営の方々や他の教員の皆さんにお示しするほどの根拠・データがありません。

常々少しでも本学を良くしていきたい、卒業生の皆さんに選んでもらえるような大学・大学病院にならないものか、と考えているのですが、私のような「講師」というヒラの立場では、これまで学生さんとの接点は講義と臨床実習の時だけで、しかも限られた時間を循環器と分け合うシステムの元では学生さんの本音を尋ねる余裕がありませんでした。

それでは、と、医療人育成教育研究センター教育方法改善部門による「授業評価実施報告書」や学生さんの「アンケート」を拝読するわけですが、こちらの回答は本当に少ない。昨年度の3回生1学年のうち、私の授業に対する自由記述の回答は18名です。

これは、「この手のアンケート、どうせ書いても誰も読まない」「どうせ意見を書いても、何も変わらない」と思われている裏返しなのではないでしょうか。

私は自分の授業で「『授業評価』には必ず目を通しているので、感想や意見をおどんどん書いてほしい」と言っておりまして、そのため自由筆記の回答が際立って多いということです。それでも100名あまりのうち18名しか自由記述回答がない。それでは学生全体(多数)の本音がわかりません。

この度、6年生と話をする機会があり、いっそ皆に直接問うてみてはどうだろうか、と相談したところ、長尾先生だったらみんな答えてくれるのではないか、という力強い言葉を頂きまして、今回のアンケートを企画しました。


ストレートに、滋賀医大の「問題点」や「いやなところ」、もちろん「いいところ」があればそれも書いてもらう、というアンケートです。

アンケートへの回答はもちろん無記名とし、生データは一切運営や他の教官には見せない、一切諸君の不利益にはならない、と約束した上で、学生が感じた本学の問題点をざっくばらんに書いてもらいました。

マッチングで滋賀医大を第1選択とする人、滋賀医大を第2選択以下とする人、滋賀医大を選択しない人の3群に分け、各々滋賀医大の問題点、いい点、選んだ(選ばなかった)理由につき、自由筆記で回答してもらいました。回答は同じような系統の回答をひとくくりにして、だいたいの傾向をまとめました。結果は明日に。

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posted by 長尾大志 at 23:49 | Comment(0) | 教育理念・メッセージ