2019年09月25日

胸部X線読影道場ふたたび81

2ヵ月前の写真でも、両側びまん性にうっすら高吸収域があり、最も強い部分が胸膜直下、横隔膜直上、網状影あり、という、典型的な線維化の所見が見て取れるかと思います。

横隔膜は少し高め、といいますか、毛髪線が低めですね。病歴の確認が必要ですが、UIPパターンのような所見と思います。

で、今回は全体の濃度が上がっていて、横隔膜や心陰影がぼやけて(シルエットが半分?陽性)おり、急性増悪を思わせます。心陰影が拡大して見えるのは、横隔膜が少し挙上している関係でしょうか。

病歴からは原因となるものはなく、特発性肺線維症(IPF)の急性増悪、と考えられました。

スライド55.JPG

CTでも、右(今回)ですりガラス陰影が増強しているのが分かりますね。

解説動画はこちら⇒
https://youtu.be/IacK_lnXHGs

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posted by 長尾大志 at 13:34 | Comment(2) | 胸部X線道場