2021年06月18日

血痰・喀血2

喀血と吐血の見分け方としては、まず症状の出かたとして

・咳とともに出る
・喀出した血液が鮮血〜ピンク色であり泡沫を含む、液状もしくは凝血様である
・呼吸器疾患(気管支拡張症・肺結核・肺非結核性抗酸菌症・肺癌など)の既往がある
・重喫煙者である
・聴診してコースクラックルなどラ音が聴取される
・悪心・嘔吐はない

これらの場合には喀血の方がより考えやすいです。吐血の場合は

・悪心嘔吐に伴って血を吐いた
・吐物が暗赤色から黒色
・吐物がコーヒー残渣様、あるいは吐物に食物残渣が混入している
・胃・肝疾患の既往がある

というような特徴があります。

検査としては尿試験紙などで吐物のpHを測定し、アルカリ性であれば喀血、酸性であれば吐血(胃酸が混入)、また塗抹でマクロファージや好中球が見られる場合には喀血と言えるでしょう。

トップページへ

posted by 長尾大志 at 16:34 | Comment(0) | 血痰・喀血・肺胞出血