2022年07月08日

胸部X線読影道場ふたたび761

ということで、診断を考えるわけですが……滲出性胸水といえば直接の肺癌や中皮腫による癌性胸膜炎を考えるところですが、そちらでないとなったときに考えたい(国試対策…)のが、Meigs症候群。本来は良性の卵巣腫瘍に伴い、胸水や腹水が出現する疾患のことで、線維腫によって起こるとされるわけですが、本症例でも腹部CTを撮影すると、進行子宮癌が見られました。

このように、卵巣線維腫以外の骨盤内腫瘤によって胸水および腹水が生じ、腫瘤切除で胸水・腹水も改善するものをPseudo-meigs症候群(偽性meigs症候群)といいます。

家族旅行をどうするか、いろいろと皆さんと相談して……そのあたりのことはまた別のテーマですので、別の機会に。

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posted by 長尾大志 at 19:48 | Comment(1) | 胸部X線道場