2022年11月30日

告知いろいろ 本日tsucom liveです!!

本日19時より、tsucom live!!

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今日はこんな感じの画像を取り上げます〜。

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ぜひ挑戦してみてください!!
挑戦、登録(無料)はこちら↓↓↓
https://bit.ly/nagaotaishi_tsucomlive


ちなみに明日は臨床推論カンファレンス、明後日は青木誠先生が出雲にお越しになってのレクチャーと、週後半は盛りだくさんです!来週月曜は満を持して呼吸器の国試対策レクチャーをいたしますが、オモローな話は電波?に載せられないことが多いため、ひとまず対面オンリーで行います。収録分の毒を抜いたものを精錬して?一般公開予定ですので、現場に来られない方はしばしお待ちくださいませ。

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posted by 長尾大志 at 08:13 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月29日

第117回医師国家試験対策講座@島根大学G皮膚科ー1

各講座の先生方のご協力を頂き、『第117回医師国家試験対策講座@島根大学』を粛々と開催させていただいております。

昨日はちょっと全く空き時間がなく、皮膚科の千貫先生によります皮膚科対策講座に何とか滑り込むことができましたが、昨日は更新できませんでしたので、本日レポートをさせて頂きます。皮膚科はまた明日山ア教授がご登壇いただけるとのことで、大変手厚い体制を頂いております。ありがとうございます。山ア教授は腫瘍と感染症について取り上げられるとのことで、昨日はそれ以外の疾患に関するお話でした。

まず最初に皮膚の構造についてお話があり、表皮・真皮・皮下組織からなるもので、表皮にできるのが湿疹・皮膚炎で真皮に生じるものが蕁麻疹及び血管性浮腫、という原則のお話があり、表皮は基底膜から表皮細胞が基底膜で作られ表面まで上がってくるのに一か月間、すなわちターンオーバーが1ヶ月間であるということです。

湿疹と皮膚炎はほぼ同じもので、表皮細胞間の浮腫であるということ、そしていずれにしても治療にはステロイド外用剤を使うというお話がまずありました。各論としては接触皮膚炎はよく出題されパッチテストを行うということ、それから皮脂欠乏性湿疹や貨幣状湿疹は冬の乾燥する時期に下腿の伸側に生じるもので、見かけが違うということを習いました。

それからアトピー性皮膚炎、やはりこれは出題しやすいジャンルだということで色々お話がありましたが、数日前、かの大塚先生に来雲いただきアトピーのお話を聞いていましたので、よく理解できました。大塚先生も言われていましたが、アトピー性皮膚炎の診断基準は@かゆみA左右対側性の湿疹B慢性反復性(乳児では2ヵ月、その他の世代は6ヶ月以上)の経過というものであります。

昨今のキーワードとしてTARCがありますが、さすがにまだ国家試験には出ないのではないかとのことでした。治療はこれも最近新薬が多く出てきているようですが、ステロイドやタクロリムス外用までではなかろうかというご見解でした。それと特記すべき点として、合併症が眼に多い点を強調されていました。

真皮の疾患として、蕁麻疹は真皮の中でも浅い部位に生じ、数時間で跡形なく消失する、そして痒い。血管性浮腫は数日で跡形なく消失し、痒くないというお話を頂きました。皮膚描記法は機械性蕁麻疹の時の診断方法になります。

それから水疱症としては、天疱瘡と類天疱瘡。天疱瘡は表皮内、類天疱瘡は表皮下、真皮との間に水泡ができるものです。天疱瘡の中に尋常性天疱瘡、これは口腔内にほとんど出来る、弛緩性の水泡というキーワードがありました。他に落葉性天疱瘡、Haily-Haily病(家族性良性天疱瘡)とDarier病、これらは病理が類似していて、違いまでは分かっておく必要はないのではないかとの見解でした。Darier病は昨年の選択肢にあがっていたため取り上げていただいたとのことでした。

類天疱瘡は表皮下にあるため緊満性の水泡になりますが、表皮化なので一見して水疱ぽくない写真もたくさん見せていただきました。

そして薬疹。固定薬疹は感冒薬を飲むと同じところにその都度皮疹が出るものであり、病歴からはすぐにわかりそうです。重症薬疹にはDIHS、Stevens-Johnson症候群、TENがあります。DIHSはHHV6が活性化しているというのがキーワード。Stevens-Johnson症候群は発熱あり、粘膜面に皮疹が生じ、特に眼病変は後遺症が多く、QOLの低下につながります。Stevens-Johnson症候群がさらに進行し、体表面積の10%を超えるとTENになり、死亡率が高いです。某やんごとなき先生がStevens-Johnson症候群を当初…それでもみるみるうちに悪化するためすぐに診断ができた、ということです。

そして最後に炎症性角化症である乾癬の紹介でした。尋常性乾癬は頭・肘・膝にうろこ状の皮膚病変ができます。アウスピッツ現象・ケブネル現象といった名前のついた現象は出題しやすいので覚えておくように、とのことでした。膿疱性乾癬はこれまたKogoj(こごい)の海綿状嚢胞という実に出題しやすいキーワードが出てくるため要注意です。

私自身、最近皮膚科の体系だった講義をほとんど受けておらず、懐かしかったり目から鱗だったり、貴重な学びの時間でした。たくさんの写真を見せていただき大変勉強になりました。千貫先生、ご多忙のところ本当にありがとうございました。

というわけで次回は明日30日水曜日18時から、L3講義室にて山ア教授のご担当でお願いしております。収録はございませんので、皆様どうぞオンタイムにてご参加の程、よろしくお願い申し上げます。

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posted by 長尾大志 at 20:04 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月27日

聖地巡礼

活動〜移動が続いており、更新できておりませんでしたが……。

先日の安佐在宅呼吸療法勉強会でせっかく広島を訪れたのだから、ということで、広島の総合診療医レジェンド、中西重清先生のところにお邪魔して参りました。

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噂には伺っておりましたが、ものすごい数の患者さんが来られるのですが、素晴らしい看護師さん方がてきぱきと病歴聴取、検査の段取り、電子カルテ入力などこなされ、目まぐるしくもエレガントに進んでいきます。患者さんは皆さん笑顔で帰っていかれます。

自分にはとてもできない、と思い、改めて中西先生の偉大さ、バックグラウンド、根幹の一端を拝見できた気がします。伺ってよかったです。モチベーションも爆上がりです!中西先生、本当にありがとうございました!!

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posted by 長尾大志 at 21:51 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月25日

安佐在宅呼吸療法勉強会

昨日は安佐在宅呼吸療法勉強会で、呼吸生理の基礎と酸素のお話をさせていただきました。

安田女子大学さんの威容に圧倒され……

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参加者(web)の数にもたじろぎながら、なんとかお話させていただきました。

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後のミーティングでは大変貴重なお話をたくさん伺って、本当にありがたい時間でした。

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この度お声かけいただいた櫻井先生、薬剤師会の下田代先生、誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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posted by 長尾大志 at 21:01 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月24日

本日19時〜安佐在宅呼吸療法勉強会

本日19時から、『安佐在宅呼吸療法勉強会:やさしイイ呼吸ケア』が現地開催されますので、これから広島へ移動します。

今回はある程度?クローズドの会、とのことでしたのでこちらでは告知しておりませんでしたが、それでも数日前に事前申し込みが200人以上、と聞いて恐れ戦いております。

安佐地区の皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます!

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posted by 長尾大志 at 09:59 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月23日

第117回医師国家試験対策講座@島根大学FAcute Care Surgery講座(高度外傷センター)

各講座の先生方のご協力を頂き、『第117回医師国家試験対策講座@島根大学』を粛々と開催させていただいております。

第7回は昨日、Acute Care Surgery講座(高度外傷センター:以下ACS)の渡部先生による救急分野のお話でした。ACSは渡部先生、スタッフの先生方のご努力で、若い人が集まる大変活気のある講座となっています。一般的に「救急部門の充実している病院は初期研修医の先生の人気が高い」と言われていますがまさにそれを裏付けるように、島根大学病院の初期研修マッチングは年々増えてきているわけで、そこに大いに寄与されていると感じています。

渡部先生の講義を拝聴するのは初めてでしたが、国家試験の問題を解きながら、ABCのうちどこがやられているかの評価を素早く行うという、救急現場における必須の判断力を問題解説を通して学生さんに教授されていて、大変クリアカットで私にもよく分かりました。人が集まる理由もよくわかりました!

改めて渡部先生、ご多忙な中、本当にありがとうございました!!次回は28日月曜日18時から、L3講義室にて、皮膚科千貫先生、そしてなんと皮膚科は、30日水曜日に山ア教授もご担当頂く豪華お2人体制でお送りいただきます。なお、収録やオンデマンドはありませんので、現地参加ないしオンライン参加を必ずお願いします!!

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posted by 長尾大志 at 12:45 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月21日

tsucom live 第1回、こんな事例を取り上げました〜

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先日もご紹介しましたtsucom liveですが、第1回の様子がご覧いただけるようになったようです。

https://bit.ly/nagaotaishi_tsucomlive

ちなみに第1回ではこんな画像を取り上げました。

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ご興味のある方、お申し込みはこちらからどうぞ⇒
https://bit.ly/nagaotaishi_tsucomlive

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posted by 長尾大志 at 19:32 | Comment(0) | 胸部X線道場

2022年11月20日

とある疾患5集中講義5

コメント欄には正解もいただいておりますが、CTまで見れば

・両側びまん性に拡がる
・陰影の存在は気道系主体
・小葉中心性粒状影から、進行すると気管支拡張をきたす

あたりから、びまん性汎細気管支炎(DPB)を想起できるかと思います。

挙げた症例はほぼ副鼻腔炎があり、そのあたりの情報もあれば鑑別に挙げることはできるかと思います。ただ、最近は幼少期から抗菌薬を使われることが多いからか、本当に遭遇することが少なくなりました。若い方はご覧になったこともないかもしれませんね。結局のところ病因・病態もスッキリ明らかでなく、いろいろナゾが多いまま少なくなっていくように思われます。

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posted by 長尾大志 at 11:07 | Comment(1) | 胸部X線道場

2022年11月19日

とある疾患5集中講義4

さてこのシリーズ、ちょっと典型的ではなく、申し訳ありませんでした……。

とある疾患5集中講義3、のCTを見てみましょう。

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一方で、とある疾患5集中講義2、のCTはこんな感じでした。派手な陰影です。

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posted by 長尾大志 at 18:43 | Comment(2) | 胸部X線道場

2022年11月18日

とある疾患5集中講義3

集中講義、というほど症例がありませんでした汗。古い症例はあるのですが、フイルム時代のものであったりするのです。

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こちらもあまり典型的とは言い難し。

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posted by 長尾大志 at 15:34 | Comment(1) | 胸部X線道場

2022年11月17日

胸部X線写真読影キーワード解説動画16-5 正常と異常が紛らわしい第1肋骨の石灰化

胸部X線写真読影の基礎となるキーワードを動画で1つずつ解説しています。

こちらでは特に初学者の方によくご質問を頂く、1肋骨の石灰化について解説しております。16-2から16-6は1本1本は独立したショート動画ですが、続き物として連続でご覧いただくと理解が深まると思います。⇒
https://youtu.be/nawf2zulDvA

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posted by 長尾大志 at 20:59 | Comment(0) | 動画置き場

2022年11月16日

とある疾患5集中講義2

今回の画像はこちらです。こちらはまたかなりの進行例ですね。

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posted by 長尾大志 at 13:45 | Comment(2) | 胸部X線道場

2022年11月15日

とある疾患5集中講義1

新シリーズですが、こちらの「とある疾患」も、昨今では典型的症例、画像が少ないと感じております。そんな事情もあり?1例目はあまり典型的とは言えない、といいますか、余計なものが見えているゆえに考えにくいかもしれません……。

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posted by 長尾大志 at 12:28 | Comment(1) | 胸部X線道場

2022年11月14日

tsucom live 早くも第2回開催決定!!

去る10月に開催されました「tsucom live from tsucom塾」、楽しかったですね〜。さて、早くも第2回が企画されました!実際に胸部X線写真を読影していただき、そこに長尾がツッコむ、その様子をライブでご覧いただけます!参加無料!!

11月30日(水)19時〜20時の予定です!

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こんな方におすすめです〜
・胸部X線写真読影の基礎を学びたい/おさらいしたい医学生や研修医・若手医師の方。
・臨床現場に出る前に、見落としがちな症例について学びたい方。
・画像診断に関心のある、他の医学生や研修医とつながりたい方。

お申し込みはこちらから⇒
https://bit.ly/nagaotaishi_tsucomlive

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posted by 長尾大志 at 19:23 | Comment(0) | 活動報告

2022年11月13日

とある疾患4集中講義6

思ったよりも「典型的」画像の手持ちが少なかったので、コメント欄を見て申し訳ない気持ちになっておりました……。

とある疾患4は、下肺野に網状影、上肺野は嚢胞や気腫が目立ち、肺の大きさは比較的正常、伸びも縮みも目立たない、ということでCPFE(combined pulmonary fibrosis and emphysema:気腫合併肺線維症)……まあこの名前も今やどうやねん、ということでしたら、COPDと線維症の合併であるとかタバコ肺なんて雑な名前もあったり、ちょっと混乱があるような気もしますが……まあとにかくそれですね。

気腫成分は上肺野に多いため上肺野が伸びて(青)、線維化はUIPよろしく下肺野に多いため下肺野は縮む(黄)。でプラマイトータルとして肺の大きさ自体は変わらない。でも肺野には嚢胞や蜂巣肺の壁としての線状影というか輪状影というかそういう影が見えると。

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気腫肺の領域では末梢気道は閉塞を来しやすいですが、線維化領域では気管支は牽引され拡張するため、肺機能上もトータルではプラマイゼロ!?というか、閉塞性障害も拘束性障害も目立ちにくいことはしばしば経験されます。それゆえ通り一遍の胸部単純X線写真やスパイロメトリーによるスクリーニングでは引っ掛かりにくく早期発見されにくいのが厄介です。肺胞は多く破壊されているので拡散能は低下し、低酸素血症を来しやすいので、CTや拡散能、労作時のSpO2までやれば見つかるイメージです。

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posted by 長尾大志 at 17:00 | Comment(4) | 胸部X線道場

2022年11月12日

胸部X線写真読影キーワード解説動画16-4 正常と異常が紛らわしい1肋骨の石灰化

胸部X線写真読影の基礎となるキーワードを動画で1つずつ解説しています。

こちらでは特に初学者の方によくご質問を頂く、1肋骨の石灰化についてシリーズ解説しております。16-2から16-6は1本1本は独立したショート動画ですが、続き物として連続でご覧いただくと理解が深まると思います。⇒
https://youtu.be/Olh-1bQ90oE

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posted by 長尾大志 at 18:25 | Comment(0) | 動画置き場

2022年11月11日

明日でした!汐田総合病院さんwebレクチャーで、シルエットサインの徹底練習を!

いよいよ明日です!

11/12(土)14時〜 汐田総合病院総合エッセンシャル講座 シルエットサインマスター講座 胸部画像の知識シリーズ 講師:長尾大志

てことで、どなたでも参加できるwebセミナーのご案内です。以前もご案内していたかと思いますが(してましたよね!?)、まだ申し込み可能、とのこと、ご参加を広くお待ちしております〜。

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参加申し込みform↓↓↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe5BGm0_B2VuUL-Dx9DBI6cOWaAs5achdLDA6mvTjxiPXHQ_A/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0

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posted by 長尾大志 at 19:02 | Comment(0) | 活動報告

島根リハビリテーション学院にて、呼吸生理のお話

今日は半日、島根リハビリテーション学院にて、理学療法士の卵の方々に呼吸生理と血ガスと肺炎とCOPDのお話を。いつもこちらは結構熱心に話を聴いてくれる方々がいて、こちらとしても熱が入るため、かな〜りスライドを間引いてしゃべります。

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それで時間的にはやはりちょうどくらいでした。やれやれ。来週で専門学校月間?期間?は終了です。

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来週、ちょうど紅葉の見ごろくらいでしょうか。天気がどうでしょうか……?

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posted by 長尾大志 at 18:48 | Comment(0) | 日記

2022年11月10日

とある疾患4集中講義5

本日の画像はこちらです。

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posted by 長尾大志 at 11:23 | Comment(2) | 胸部X線道場

2022年11月09日

とある疾患4集中講義4

今日の画像はこちらです。

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posted by 長尾大志 at 10:31 | Comment(2) | 胸部X線道場