この症例は、数日の経過で発症・進行してきた発熱及び咳嗽を主訴とする病態であり、数日の経過というところからは感染症、そして呼吸数の増加があるということから呼吸器感染症を疑うべきです。
聴診上のcoarse crackles、胸部X線写真で同じ場所に浸潤影を認めることから細菌性肺炎の診断は可能で、そこで喀痰Gram染色標本を解釈する問題となります。
ここでグラム染色動画解説を是非ご覧ください ⇒
https://youtu.be/sCsZQq_P8Qs
https://youtu.be/AyoYz5YnFJ8
これが肺炎球菌である、ということはわかるようにしておきましょう。