2023年04月10日

国家試験後の臨床〈レジデントが学ぶべき100のこと〉著:渡部晃平(洛和会音羽病院・総合内科)

献本 御礼
こちらの書籍はずいぶん前に献本いただいていたのですが、異動に伴うゴタゴタ?でなかなか読み始めることができず、ようやくある程度目を通すことができましたのでご紹介させて頂きます。

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前書きやあとがきにもあるように、著者の先生はご自身が研修医として働き始めた時の「みずみずしい経験」、その当時にわからなかった、悩んだ事柄、また研修医の先生方を指導していく中で実感された現場知とでもいうべき、本当に現場で必要とされるけれどもなかなか書籍などには載っていない、そういう知識をふんだんに盛り込んで書かれていることがわかります。

研修医の先生方にこういう知識があったら、現場での困りごとはずいぶん減るだろうなあ……と思うわけですが、決してこれは売れ線を狙ったというものではなく、本当に現場で困ったご自分の経験や、研修医の先生に 丁寧にご指導される中で気づかれた多くのポイントを盛り込まれていることが分かります。そう、この本には、研修医の先生への愛がふんだんに盛り込まれているわけです。この目線は「レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室」「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室」を始めとするやさしイイシリーズで私が意識していたことですので、とってもよくわかり、共感できるところであります。

正直言えば、自分でこんな本を書きたかったなあ、という思いがあります。でももはや初期の記憶は遠い彼方。ここまで現場目線に立った、全科に目を配った本は書けなかっただろうなあ、とも思います。

そういうわけで、こちらの書籍は、初期研修が始まったばかりの先生方、初期研修が始まってしまって、困っていることだらけの先生方に、私からも特におすすめするものであります。

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