2014年10月07日

第24回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会「安全管理」セッション予習2

■ パルスオキシメーターの利用と理解に関するアンケート調査報告

概要
有床診療所と高齢者専門賃貸住宅、訪問事業所の職員40名を対象として、日本呼吸器学会発行小冊子の項目19項目を評価項目とし、いずれの質問に対しても3段階の評価を行った。(理解でき説明できる・理解しているが説明できない・理解できていない)


結果、職種部署による理解度の有意差が確認された。今後社内教育に活用する。


所感
職員教育をするには、現在の知識、理解を確認する必要があります。職種部署によって医療器具の理解が異なるのは想像しやすいですが、バックグラウンドの知識が異なれば当然でしょう。むしろ、どの項目の理解が異なっていたかが興味深いです。


また、調査のやり方にも興味があります。40名という少人数であれば、実際に説明して頂いてそれを判定するのが一番ですが、採点基準も問題です。自己申告制だったとするならば、過大評価、過小評価の恐れもあり、問題です。


この検討で重要なことは、きっと「指導に生かす」ところだと思いますが、この結果を得てどのように指導されたのか、そこも発表を確認したいところです。

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posted by 長尾大志 at 19:19 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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