2014年10月10日

第24回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会「安全管理」セッション予習5

■ リハビリスタッフの吸引研修および実践に対する評価と課題

概要
院内リハビリスタッフに吸引研修を開催した。指導は看護師が行った。言語聴覚士は研修後口腔ケア中に吸引を実施する機会が多くあったが、理学療法士、作業療法士は研修後も吸引の経験がない人が多く、不安の要因となっている。


所感
経験がない、ということは、必要でない、ということと同義ではないのでしょうか。そもそもの発端が、「リハビリスタッフにも吸引してほしいほど人手が足りない」のか、「スキルを身につけてもらいたい」のか、背景がわからないので発表を確認したいです。


後者であるならば、研修のみならず、同時に実践の機会を設けないと研修の効果が減ずる、という結論になるでしょう。前者の場合は、研修から実践に至るまでにもう少しステップ(看護師さんの見守り下に実践、など)が必要、という結論になるのかなと思いました。



■ 高リスク肺炎プロジェクトの取り組み

概要
肺炎入院患者に対し早期から多職種が介入することにより、退院への支援がスムーズに行われるようにするための仕組み作りを報告。肺炎と診断された症例の情報を看護師さんが入力、週1回プロジェクトメンバーが介入の必要性を評価し、介入を促したり確認を行ったりする。介入の成果を報告する。


所感
ウチでも後手後手に回りがちな多職種による介入をどんどん早期からやっていこう、という試みですね。NSTやICTなどは制度が出来たことによってどんどん介入されるようになり、効果が上がっていると感じますが、こちらも効果がどのように上がるのか、教えて頂きたいところです。

トップページへ

posted by 長尾大志 at 18:00 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。