2015年02月06日

早わかり動脈血ガスの見かた2・呼吸性アシドーシス

■ PaCO2

pHの次は、そのpHに影響する因子を見ましょう。すなわちPaCO2とHCO3-です。


CO2は炭酸ガス(=酸性)ですから、血中のCO2が増えると血液は酸性に傾きます。PaCO2>45Torrの状態を、CO2が増加して酸性に向かう=呼吸性アシドーシスといいます。


呼吸性、というのはCO2の量によって、という意味です。アシドーシスは酸性方向に向かう、ということを表します。


昨日の記事で出てきた「アシデミア」は、現在酸性であることを表します。アシデミアとアシドーシスはとっても混同されやすいので、よ〜く注意して下さい。


アシデミア=現在酸性であること
アシドーシス=酸性にしようとする力


と理解しておくといいでしょう。


酸塩基平衡〜アシドーシス・アルカローシス

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