呼吸性、あるいは代謝性のアシドーシスになると、それと違う方がそれを中和する方向(この場合アルカローシス)へ作用するのです。
例えば呼吸性アシドーシスになると、腎臓が頑張ってアルカリ方向へ動かし(代謝性アルカローシス)、何とか元に戻そうとします。
代謝性アシドーシスになると、呼吸性アルカローシスで元に戻そうとします。このような反応を代償(だいしょう)といいます。
逆もまた然り。呼吸性アルカローシスが生じると、代謝性アシドーシスで代償されますし、代謝性アルカローシスが起こると呼吸性アシドーシスで代償されます。
酸塩基平衡〜アシドーシス・アルカローシス