2015年03月03日

早わかり動脈血ガスの見かた17・まとめ2

代謝性アシドーシスの場合、AG(アニオンギャップ)を計算する。

AG=Na+ −(Cl- +HCO3- )

(正常値は12±2mmol/L)


■ AGが増加するもの

  • 敗血症

  • 乳酸アシドーシス

  • 糖尿病性ケトアシドーシス

  • 飢餓状態

  • 尿毒症

  • 中毒




■ AGが増加しないもの

  • 下痢

  • 尿細管アシドーシス



酸塩基平衡〜アシドーシス・アルカローシス

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この記事へのコメント
いつも楽しみに拝見しております.
AGについて質問があります.

AGは,あくまでも代謝性アシドーシスの時の原因を調べる(確認する)為のものですか?例えば呼吸性アシドーシスで5mmol/L とか18mmol/Lとかだとしてもそれは,他の要素が入っているから特に計算不要ですか?

素人質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします!
Posted by moto at 2018年07月17日 22:25
記事に詳しくは書いておりませんでした(スミマセン!)が、AGは、通常測定しにくい乳酸やケトン体などが増えているかどうかを判断するための式です。 代謝性アシドーシスのうち、AGが増えるものはそういう酸が原因となっている、と考えられるので、鑑別に役立つのです。
Posted by 長尾大志 at 2018年07月20日 17:35
ありがとうございます!なるほど,鑑別に役立つのですね.今後とも分かりやすいブログをよろしくお願いします!
Posted by moto at 2018年07月31日 21:41
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