とあるところでとある連載をすることになりました。イントロとして滋賀医科大学呼吸器内科の紹介をすることになったのですが、考えてみれば、最近あまりウチの医局の中身を紹介しておりませんでしたので、こちらにも少し引用してみようかと思います。
ウチのメンバーは卒後20年以上が科長(准教授)・私の2名、10年以上が病棟医長と外来医長の2名、という比較的若い医局です。それから10年目以下のスタッフ(医員・大学院生)が9名、外部協力医師(保健管理センター、感染制御部)が2名、総勢で15名に、後期研修医、初期研修医が臨床(+研究)に励んでいる、という所帯です。
病床数は20余りと決して多くありませんが、肺癌を始め間質性肺炎、膠原病、血管炎、稀少疾患など県下の困難症例が集まってきております。病床を2チーム(チームA、チームB)に分けて担当し、チーム内でベテランが若手と一緒に診療し指導する、また、毎日カンファレンスを行い、若手の先生がいろいろな意見に触れる機会を設けています。
病床が限られている分、初期研修医の先生方には一症例ずつじっくり診察、カルテを書き、考察する時間を見つけ易いと思います。それと、割と上の先生と一緒にいる時間が長いので、我流ではなく上の先生の考え方をなぞることが出来るのがメリットと考えています。
ウチの売りは、とにかくスタッフ全員が教育熱心で、優しい。初期研修医の先生方も無理なく研修をはじめてもらいながらも、ある程度出来ることはどんどん自分でやってもらっています。もちろん毎日のカンファレンスで上級医が、間違いなく出来ているかを確認、必要に応じて指導を行っています。
2015年05月05日
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