2015年05月24日

ナゼ京阪奈病院で、得がたい臨床経験を積めたのか。

昨日も書きましたが、当時の京阪奈病院では、得がたい臨床経験を数多く積むことができましたし、自分をものすごく成長させてくれた場であった、と思っています。もちろんそうなるには、いろいろな幸運が重なったことが大きいのです。


@ それまでに、ある程度の臨床力ができあがっていた。

あくまで自分のケースですが、自分は1年目大学病院で研修して本当に良かったと思います。多くの指導医に細かいことから大きなことまで手取り足取り教えていただいたことで、あまり変な癖も付かず、我流で突き進むこともなく、常に批判的に自らを省みながら臨床をやっていく習慣が身につきました。


余談ですが、初期研修を一般病院でやった人の一部には、変な癖(我流でやってしまったところかもしれません…)が付いているのを見かけることがあります。まあ、大学病院でしばらく矯正すれば、なんとかあるべきやり方に戻っていただくことができることもわかっていますが…。


また自分を振り返ると、住友病院時代に総合内科医としてかなり多くの経験を積んでから、大学病院で専門医としての症例経験を数多く積めたことで、臨床力がかなり付いていたタイミングでの一般病院赴任であったことが幸いでした。


大学病院には多くの指導医がおられましたが、皆さん熱心に指導していただいて、ある程度できるようになった、と思ってからでも容赦なくカンファレンスでツッコミを頂きました。できるようになった、と自覚してしまうと、成長が止まってしまうものですが、そこからのご指導がありがたかったです。


また、胸部画像読影を伊藤晴海先生に教えていただくことができたのも、ものすごく大きな財産です。教えていただくというよりは、「神の声を聴かせていただいた」というレベルではありましたが…。



A そのタイミングで、「呼吸器内科医一人」という状況に飛び込んだ

赴任当初から、院内における呼吸器のあらゆる問題が持ち込まれました。自分に全責任がかかってくる、というしびれる状況で、緊張感、集中力、情報収集力がMAXになり、古巣の大学病院に何度もお伺いを立てました。特に結核診療では、以前にも書きましたが国立病院機構近畿中央胸部疾患センターにおられる鈴木克洋先生に、たくさんの事例、ご経験に基づいた貴重な教えをいただきました。


集中せざるを得ない状況に自分を追い込むのは、今から思うと大変貴重な出来事でした。当時はかなり苦しみましたが…。


自分のこういう経験から、若い先生方にも伸びるタイミングなどを考えて進路相談にはのっているつもりですが…いろいろ事情もありますからね…。

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