症例は50歳代女性、主訴は呼吸困難。気管支喘息に対して7年前より某病院で治療通院中であった。 1週間ほど前より倦怠感があったが医療機関を受診していない。昨夜38℃の発熱あり、本日午前に某病院救急外来受診(walk in)。来院時は収縮期血圧90mmHg台、SpO2(室内気)92%であり、肺炎との診断で同病院で入院を予定していた。しかし、来院して1時間経過したところ、血圧低下、意識混濁認め、ショック状態となり、当院での集中治療依頼あり、同日13時半当院救急転送となった。
ill contactなし
【既往歴】
気管支喘息
手術歴なし
【内服薬】
ステロイド吸入薬
発作時にプレドニン5mg 4T/day×4day頓用として内服
【喫煙歴】
なし
【アレルギー】
薬物・食物ともになし
【Vital signs 】
BT 36.3℃ Pulse 102/min sinus BP 60/37mmHg SpO2(O2 8L/min リザーバー)89%→O2 12Lでも90%、呼吸数: 30回/分
身長:147cm 体重54kg
ADL自立(母親と二人暮らし)
末梢冷感あり
口腔内きれい
呼吸音:右肺野優位にcrackles聴取 wheezeなし
胸部X線写真

やさしイイ血ガス・呼吸管理