症例検討会に参加してみました。でも、呼吸器学会でやる症例検討会、って、やっぱりああなっちゃいますよね。専門医向けにすると、マニアックになっていくわけで、病理の先生が「よくわかりません」、という症例が「面白い」症例なのか、という問いが残るわけです。
今後、「面白い」症例検討会、とはどういうものなのか、自分なりに考える手がかりにはなります。ハイ。考えていきます。
MRSAと緑膿菌感染症について、単に痰に「MRSAが見られた」「緑膿菌が生えた」からといって、それがMRSA感染症・緑膿菌感染症とは限らない、なので、抗MRSA薬、抗緑膿菌薬を使わなくてはならないとは限らない、というお話、昨今多くのデータが蓄積されてきています。
この話も学会の、上の方のレベルになると、権威の先生方の間に温度差が出来るところは興味深いですねー。COIの温度差、でもあるのでしょうか。
COI的な話でいうと、ニボルマブ(オプジーボ

IGRAs(IGRA)に関しては、日本の有病率と感度、特異度の考え方を学びました。結論としては、「IGRAは陰性のときにのみ意味がある」ということがよくわかりました。まあ、若い人の陽性は、ある程度マークする必要があると思いますが、そもそも取るべきかどうか、という議論もありますね。
あと気づいたのは、会場の割り振りがうまくいっていない感です。まあ、国際会館自体の造りの問題かもしれませんが、大きな会場はとことん大きく(1,800席)ガラガラで、200席レベルの会場があふれかえっているのと好対照でした。その割り振りも、COI感を感じるものでしたし。
先生もおっしゃっていましたが、会場の割り振りには疑問がたくさんありました。
来年はまた東京なので、また・・・とは思っています。