2016年04月12日

肺機能の見方6

こちらの合図で、ゆっくりと一杯に息を吸い込みます。そのときにはグラフは大きく左に動きます(最大吸気位)。


スライド30.JPG


安静換気で一杯に吸い込んだところから、かけ声などを合図に思いっきり強く息を吐いてもらいます。瞬間的に呼気流速がトップスピードになりますから、グラフとしてはこんな風に、ほぼ垂直に立ち上がります。


スライド31.JPG


その後の流速はストーンと、おおよそ残りの空気量に比例して減っていきます。


スライド32.JPG


限界まで吐ききったところが最大呼気位で、最大吸気位と最大呼気位の差が肺活量です。この場合、「思いっきり強く、勢いよく息を吐いて」いますから、努力肺活量といいます。


スライド33.JPG


ナースのための呼吸器道場

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posted by 長尾大志 at 19:09 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場
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