昨日は深夜に帰ってきたのと、かなり頭が沸騰していましたので、一晩明けて少し冷静になったところで、ちょっと振り返ってみたいと思います。
■ 講演1:百武 威先生(JCHO星ヶ丘医療センター)
百武先生のことはあまりよく存じ上げなかったのですが、プレゼンはエレガントを極め、議員に立候補をされ、呼吸器外科の立ち上げを任され、急性膿胸の手術150例(かなりの「ハイリスク」、高齢症例を含む(ばかり?))、それであってジェネラリストの精神ももたれ…と、とにかく魅力にあふれた方でした。
見た目から声の大きさから、ザ・外科医という感じで、かつ、配慮が行き届いた、つまり大胆且つ繊細、うん、そういう感じ。食事会での女性のお相手も…(略)
それでかつ、なぜか私の本(ブログ)で勉強された、と、すごく感謝され、出会いを喜んで頂いて、うれしいやら面はゆいやら。「滋賀の子たちは水(琵琶湖)と長尾先生が当たり前にそこにあるありがたみがわかっていない」と言って頂いたのは泣きそうでした。講演内容もそうですし、是非滋賀でもしゃべって欲しいな〜。(^ω^)
いや、やはり是非論文にして欲しい。膿胸業界にパラダイムシフトを起こしましょう。EBM、NBM、GBM、それにODLWPの話もよかったです。
■ 講演2:伊東 直哉先生(静岡県立静岡がんセンター)
伊藤先生は感染症業界の若手ホープ的な、次世代?現世代?選抜的な方ですが、この日は「爪」に注目するお話をして頂きました。そういえば「爪」って、ばち指/Schamroth徴候ぐらいしか見てないな〜、でるわでるわ、たくさんの爪を見せて頂きました。
うろ覚えであったりはしましたが、おおよそのものはわかってホッとしました。
病棟で見られるかも、と思ったのはBeau's line、Red lanula、Melanonychia、爪のTelangiectasiaあたりですかね。ちょっとアンテナを立てておきます。こうやってまとめて話を聞いておくと、アンテナが立っていいですね。
伊藤先生も書籍の監修とか執筆とかでお忙しそうで、私がどうやっているかとか実際のところのお話をいろいろとさせて頂きました。お話の中で自分でも新たな気づきが有りました。これからますます静岡がんセンターからスゴイ書籍が出そうです。期待しています!
■ 講演3:長尾 大志(敬称略・滋賀医科大学)
↑ まじめな顔してるけど、背景のスライドは??
私が担当したのは、ナラティブ・ベースド・メディスン(Narrative Bsed Medicine: NBM)ではなく、NMB48メンバーを案内人として、毎週やっている「胸部X線写真読影道場」と講義をミックスさせた参加型の2時間でした。やっている本人は結構面白かったのですが、そもそも伝えたいことがまあまあハイレベルなことなので、どこまで伝わったか…まあでも、「このぐらい読める人がいる」ということは、知っておいて損はないでしょう。
参加者全員に発言してもらうつもりでしたが、全員とはいかなかったのがちょっと残念でした。
■ 講演4:鈴木 富雄先生(大阪医科大学)
改めてご紹介申し上げるまでもない、ドクターG鈴木先生からは「不明熱について」の診断アプローチと、総合診療のキャリアパスについてお話を頂きました。さすがの貫禄と、さすがの情報網。学生の人気がスゴイのもうなずけます。
こんなにスゴイ先生方とご一緒させて頂いたのも光栄でしたが、聴講された学生さんがまた熱心!やっていてどんどん気持ちが前向きになりました。また明日から頑張ろう。
講師の先生方、それに大阪どまんなか7.0代表の清田さん、副代表の山本さん、お世話いただいた小黒先生、そして参加者の皆様方、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。