両側下肺、胸膜直下に分布する浸潤影(コンソリデーション)。周囲にすりガラス影を伴いますが、網状影や蜂巣肺は見られません。
OPパターンを見かけたら、こちらも特発性か原因のあるものかを確認し、OP(COP)の治療を行います。
・HPパターン
HPパターンの特徴は、先のInconsistent UIPパターンのうち、
- 上中肺優位の分布
- 小粒状影が多数見られる(両側、上葉優位)
を含んでいます。ここでいう小粒状影はその1つ1つがすりガラス程度の淡い粒であることが多いのですが、これをすりガラスと言ってしまうと話がややこしくなるので、粒状影で通しておきます。HPといっても、慢性型ではなく亜急性に進行してくる、炎症成分の多いやつがこういう感じになります。慢性型は網状影と蜂巣肺形成が有り、UIPパターンとしばしば鑑別が困難です。
典型的には、
のような画像になります。
呼吸器専門でないドクターのための呼吸器実践