この4月は2年目の先生方が多く回ってくれていて、その先生方が1年目とペアになって、最初の指導から何からをやってくれました。
これまで4月といえば、1年目の先生たちの指導になかなかの苦労があったわけですが、やはり教え方の勘ドコロがわかっている、1年上の先輩が指導するというのは、傍で見ていても効率的です。屋根瓦ですな。
屋根瓦もウチの場合、1年違いより2年違いの方が制度的にやりやすい。5年生と研修医1年目は病棟で同居しますし、1年目と3年目が同居するわけですから。でもここに2年目とか、6年生が絡んでくると、それはそれで刺激というか、化学反応が期待できますよね。でもなかなか、1年違い、って、やってみると難しいのです。特に5年生と6年生。違いと言えば、国試勉強の進度くらいのもので、6年生が実習で「差を見せつける」機会があまりなかったというのが正直なところ。でも、患者さんに相対するところでは、違いを見せつけて…くれる…でしょう、か。
さすがに1年の研修はかなりの成長をもたらしますから、2年目は1年目に「差を見せつけ」まくってくれました。やっぱり、研修1年目って、ものすごい進歩がある。研修医1年目>2年目>>>>>>>>>5年生>>>6年生、って感じですかね。思うに5年生で参加型にするのって、この『研修1年目』の伸びを下に持ってこようとすることに他ならないのですが、そうすることでその後の伸びは確実に鈍るでしょうね。
・研修マニュアルというか、何というかそういうものを作成したい
そもそもこのブログを始めた理由が、「毎回毎回同じことを教えるのに辟易したから」だったわけですが、それでもまだ、研修1年目、あるいは今後参加型になってくる臨床実習生に対して、「最低これだけは」という知識を体系立てて教えるシステムにはなっていません。
マニュアル世代の彼らには、やはりマニュアルを与えて、それをとにかく身につければ、必須の知識が身につく、そんな親切設計の、手取り足取りマニュアルがあった方がいいのかなあ、と思うに至りました。
まあどんな感じになるか、ちょっと構成を考えてみます。これはこれで形になれば、なかなかのモノになるのではないかと思います。
2017年04月30日
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