2017年08月02日

症例検討会BRONCHO15−4

造影CTでは大動脈弓の高さでリンパ節腫大が見られます。また、気管分岐部下にもリンパ節腫大が。胸部単純X線写真で見えるかどうか、感想戦で確かめてみましょう。


スライド58.JPG


気管分岐部横の、傍気管線付近は、確かに軟部影の厚みがあり、傍気管線も消失しています。しかしながら、気管分岐の確度はそれほど開いているわけでも、ましてやがに股状に(外向きに凸に)なっているわけでもなく、気管分岐下リンパ節の腫脹を発見するのは難しいかもしれません。…しかし!


CTではもう一つ所見がありますね。心臓の裏に結節です。右の横隔膜と同じくらいの高さにありますから、このあたりでしょうか。これは難しいですが、何となく線が見えませんか?


スライド59.JPG


ということで、まとめますと、左下肺野の結節影、おそらくこちらが原発巣で、左肺門リンパ節転移、それによる左下葉(の一部)無気肺、さらに気管分岐部〜右気管傍リンパ節転移が認められる、ということになります。


スライド60.JPG



Q:なぜそこまで(見てきたように)断定出来るのでしょうか?


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posted by 長尾大志 at 18:08 | Comment(0) | 症例検討会BRONCHO
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