2017年09月28日

症例検討会BRONCHO20−4

CTは数日前に撮られたもので、縦隔条件でもともと指摘されていた縦隔リンパ節腫脹が見られ、肺野条件では気胸の程度が当院初診時の胸部X線写真より軽いことがわかります。で、右下肺野の高吸収域にあたる部分を見ると、割とべたっとした、コンソリデーション様の陰影が、気管支血管束の周囲あたりに見られるようです。周囲にはすりガラス影も見られます。


スライド77.JPG


加えて、広義間質肥厚を思わせる線状影(橙矢印)もそこここに見られます。これらの所見も、一元的に考えるとリンパ増殖性疾患で説明可能ですが、急性感染症、例えば気管支肺炎などを否定出来るものではありません。


<その後の経過>

培養としては喀痰培養、血液培養を提出しましたが有意菌は認めず、胸腔穿刺も行いましたが、胸水は淡血性、滲出性(LDH 809)で、ADA、ヒアルロン酸はカットオフ以下、細胞分画は好酸球主体(76%)でした。これは気胸の影響もあるかもしれません。また、塗抹、培養ともに陰性でした。


抗菌薬を投与し、咳嗽、喀痰は改善してきましたが、発熱は変わらず、血液検査上も炎症所見は横ばいでした。胸部X線写真、CTはこんな感じです。


スライド78.JPG


スライド79.JPG



Q:画像の変化をどう評価しますか?


Q:今後の治療(検査)方針、どうしますか?


症例検討会BRONCHO

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posted by 長尾大志 at 17:24 | Comment(0) | 症例検討会BRONCHO
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