2017年10月16日

症例検討会BRONCHO21−2

病歴からは2週間程度の経過の労作時呼吸困難と動悸ということで、ちょっと鑑別診断が絞れる感じではありませんが、胸腹部の診察で一気に絞れて参りますね。これが身体診察の面白さ。


SpO2が94%(room air) 。これは正常ではありませんね。何らかの機序で低酸素になっていると言うことです。


で、声音振盪が右肺で低下し、打診で右下肺は濁音。呼吸音は右下肺で減弱、ということで、右下になにやら水濃度以上のものが存在していそうだ、ということがわかります。右側腹部(胸部の下方)には自発痛があるものの圧痛・叩打痛がない、ということで、胸壁の病変よりも内部の病変であると推測されます。



<入院時検査所見>
【血液検査】
HT (% ) 35.6 L
HB (g/dl ) 11.9 L
RBC (1000000 ) 3.55 L
WBC (1000 ) 5.6
PLTS (1000 ) 220
SEG/NEUT (% ) 63.3
EOSIN (% ) 1.8
BASO (% ) 0.4
LYMPH (% ) 27.8
MONO (% ) 6.7
TP (g/dl ) 6.6
ALB (g/dl ) 4.0
AST (U/l ) 24
ALT (U/l ) 14
LDH (U/l ) 254 H
ALP (U/l ) 156
G-GTP (U/l ) 20
CHE (U/l ) 243
T-BIL (mg/dl ) 0.47
D-BIL (mg/dl ) 0.06
A/G比 ( ) 1.54
NA (mmol/l) 140
CL (mmol/l) 105
K (mmol/l) 4.3
UN (mg/dl ) 22.0
CRE (mg/dl ) 0.80
eGFR ( ) 72.9
UA (mg/dl ) 4.4
CA (mg/dl ) 9.1
P (mg/dl ) 3.5
CRP (mg/dl ) 0.27



胸部X線写真、胸部CTでは、右胸水を認めました。


スライド85.JPG


スライド86.JPG



Q:次に何をしますか?


症例検討会BRONCHO

トップページへ

posted by 長尾大志 at 16:48 | Comment(0) | 症例検討会BRONCHO
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。