2017年10月26日

症例検討会BRONCHO21−10

悪臭を伴う、見た目にも膿性の胸水であれば、すぐに胸腔ドレナージをする方がいいでしょう。もちろんすぐに胸水のpHや糖が測定出来る施設であれば、サッと測定して、すぐにドレナージ、ということも可能です。pHや糖以外にも画像検査で多房化していたり、量が多かったり(片側の50%を超えている)、治療反応がよくない、という場合にはドレナージが勧められます。


残念ながら本症例は休日に救急で受診となった方で、pHや糖などの測定ができませんでしたが、画像上胸水量が多く、多房性でした(図参照)。


スライド92.JPG


それに胸水の悪臭と見た目から膿胸と判断し、左側胸部から胸腔ドレーンを挿入し、悪臭を伴う膿性胸水2000mL超を排液しました。生食500mlで胸腔内洗浄を行い、-10cmH2Oで持続吸引開始しました。


そして抗菌薬投与ですが、酸素状態、意識状態が悪い、ということで当初は広域のMEPM 3g/dayを開始しています。翌日には解熱し、休み明けには胸水も透明となっていました。そして入院3日目、初日に採った静脈血から以下の所見を得ました。


スライド93.JPG



Q:この経過・結果からどうしますか?


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posted by 長尾大志 at 17:17 | Comment(0) | 症例検討会BRONCHO
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