2017年11月14日

症例検討会BRONCHO23−3

状況としては、基礎にある肺疾患の増悪や、心疾患の増悪、合併などが想定されます。とすると感染の関与も考えなくてはなりません。あてになるかどうかはわかりませんが、一般的な血液検査に加えて胸部CTは必要でしょう。酸素化の状況によって、酸素流量を上げる必要がありますが、重喫煙歴あり、COPDがあるとCO2ナルコーシスの危険性もありますから、動脈血ガスもすぐに確認したいですね。その上で酸素投与の検討です。


肺炎の可能性が高いとなりましたら喀痰グラム染色はほしいところですし、血培も採る必要がある。尿中抗原、シーズンであればインフルエンザ抗原も確認しましょう。検査結果を逐次確認しながら、やるべきことを考えていきます。本症例では、以前のデータが入手出来ましたので、異常値を適宜比較しています。



<入院時検査所見>
<血液検査>
HB (g/dl ) 12.2 L
WBC (1000 ) 7.6
PLTS (1000 ) 151

FIBG (mg/dl ) 500 H
PT-INR ( ) 1.16
APTTP (秒 ) 31.5
Dダイマ- (μg/ml ) 4.9 H

TP (g/dl ) 6.7
ALB (g/dl ) 3.4 L
AST (U/l ) 16
ALT (U/l ) 14
LDH (U/l ) 227
ALP (U/l ) 410 H
G-GTP (U/l ) 30
CHE (U/l ) 209 L
T-BIL (mg/dl ) 0.94

NA (mmol/l) 137 L
CL (mmol/l) 103
K (mmol/l) 4.0
UN (mg/dl ) 20.5
CRE (mg/dl ) 1.52 H (直近1年では横ばい)
eGFR ( ) 34.1
CA (mg/dl ) 8.2 L
P (mg/dl ) 1.7 L
CPK (U/l ) 161

CRP (mg/dl ) 3.53 H (直近2年程度は基準値以下)

BNP (pg/ml ) 212.44 H  (直近2年程度は70-90程度で推移)

GLU (mg/dl ) 140 H


<動脈血液ガス>マスク4L
pH7.481
pO2 59.5
pCO2 30.4
SaO2 90.9
BE -0.6


<感染迅速>
インフルエンザA/B 陰性
肺炎球菌尿中抗原 陰性
レジオネラT尿中抗原 陰性


<心電図>
111 bpm sinus rhythm
QRS 92 ms
V1 rSR'
→不完全右脚ブロック 2015年5月には認めず


<心エコー>
Dd/Ds 47/26 EF 70%でhyper
TRPG 33でPHなし
IVC 10前後で虚脱
弁にはいずれも明らかな異常無し



<胸部Xp>


スライド100.JPG


<胸部CT>


スライド101.JPG



Q:胸部X線写真、CTの所見は?


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posted by 長尾大志 at 18:16 | Comment(0) | 症例検討会BRONCHO
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