2018年01月19日

画像検査と呼吸機能検査で慢性咳嗽を診断するには5

胸部X線写真で、慢性咳嗽を診断する。慢性咳嗽を来す前述の疾患のうち、胸部X線写真で特徴的な、あるいは異常な所見を呈するものには…。

  • COPD

  • 心不全

  • 肺癌

  • 間質性肺炎

  • 副鼻腔気管支症候群

  • 非結核性抗酸菌症

  • 肺結核


などが挙げられるでしょう。これらの疾患で見られる所見をご紹介して参りましょう。


■ COPD

これはガイドラインにも記載されているとおり、肺の過膨張所見です。横隔膜が低位になり、下に押されますから平坦になり、肋横角が鈍になります。また、心臓が下に垂れて滴状心となり心胸郭比が減少します。

スライド9.JPG

フィルム時代には肺野透過性の亢進、肺野の末梢血管陰影が見えにくくなる、ということもいわれていましたが、液晶時代になってその微妙なニュアンスはわかりにくくなっています。ですから上記の「形」を認識することが肝要です。

昨今側面像を捕られる先生方は少ない印象ですが、側面ですと横隔膜の平坦さがよりよくわかり、胸骨後腔、心臓後腔が拡大していることも一目でわかりますから、診断に寄与しますね。

スライド10.JPG

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posted by 長尾大志 at 17:36 | Comment(0) | 胸部X線道場
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