2018年03月13日

看護師さん向け書籍企画・「低酸素」のすべて15・他のシャントを起こす疾患・VSD

その孔を通って、血液が流れ込みます。
どちらからどちらへ流れるでしょうか?


左室?右室??


これは、圧倒的に圧力の高い左室から右室へ流れ込むのですね。左室圧が収縮期で100〜140mmHg、右室圧は15~30mmHgですから、圧倒的に圧力の差があります。

スライド28.JPG

左室からドバッと血液が流れ込むと、右室〜肺動脈の圧が上がります。血圧が上がると、心室の壁や血管の壁が厚くなってきて、さらに右心系の血圧が上がります。

スライド29.JPG

やがて左心系と右心系の圧が同じになり、右⇒左シャントとなります。この状態をEisenmenger化、といいます。こうなると、左心系にある、折角肺で酸素を受け取った動脈血に、右心系の静脈血が「シャント(肺を経ずに短絡)」してきて、低酸素になるのです。

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ナースのための呼吸器道場

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posted by 長尾大志 at 18:46 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場
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