2018年03月22日

看護師さん向け書籍企画・「低酸素」のすべて18・低酸素のアセスメント法2・低酸素の原因別所見の特徴

低酸素の原因がわからない時に見るべき所見は、まず呼吸数。呼吸数が正常〜むしろ多い、すなわち低換気でないなら、次は換気血流ミスマッチを起こす疾患かどうかを確認しましょう。見るべき所見は聴診、それから X 線写真です。

換気血流ミスマッチを起こす代表的な疾患は、やはり肺胞領域の障害、肺炎です。感染によって肺胞内に浸出液が充満し、肺胞の換気がなくなるけれども血流が残っている=ミスマッチ、ということで低酸素になります。

スライド34.JPG

肺胞内に浸出液が充満した状態では、その側の呼吸音が減弱し、聴こえにくくなります。また、肺炎では浸出液があふれ出し、痰となって喀出されますから、その痰が気道で引っかかって湿性ラ音(水泡音:コースクラックル)が聴取されたりもします。

肺炎症例の胸部X線写真を見ると、多くは片側の肺が白くなって見えます。これは元々空気の多かった肺胞領域に水が浸出したことによって起こる変化です。

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posted by 長尾大志 at 19:20 | Comment(0) | ナースのための呼吸器道場
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