2018年04月19日

第58回日本呼吸器学会学術講演会ポスター発表「教育・終末期医療他」セッション予習9

■ POLSTを用いた呼吸器疾患終末期への取り組み−2終末期医療に患者の意思は叶えられたか

目的

当院では、終末期生命維持治療に関する医師指示書(Physician Orders for Life Sustaining Treatment:POLST)を用いて、「終末期の意思指示書」として運用している。今回、終末期医療に患者の意思が反映されたかを検証した。

方法

POLST後、終末期の医師指示書として運用後、当院入院・外来(訪問診療)で死亡された39名の終末期医療を調査した。

結果

A心肺蘇生:急変時CPR施行を希望の8名中5名にCPRを実施。DNAR希望の31例は全員DNARだった。
B心肺停止前の措置(呼吸管理):挿管希望の3例中2例に挿管。NPPV または酸素のみ希望患者は全員希望に添えた。
C抗生剤使用:希望しなかった2名中1名は感染併発時に患者の同意後、使用した。
D経管栄養:希望8名中5名で実施。希望しなかった21例中1例で患者、1例は家族のみの希望で実施した。当初積極的治療・措置を希望も、終末期に患者又は家族の希望や医学的適応がないため中止した例は認められたが、患者の意思に反する延命措置は経管栄養を行った1例のみであった。

結語

POLSTを用いることで終末期医療に患者の意思を反映することができた。(原文ママ)

所感

昨日と同じく、単なる導入体験記で終わらせないためには、例えばPOLSTを運用開始して、それ以前と比較して患者の意思が反映されやすくなった、とか、意思通りにいかなかった例では何が問題となったかとか、何らかの考察が欲しいところですね。ポスターをしっかり確認いたしましょう。

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posted by 長尾大志 at 18:44 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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