2月から、しばらくの間、「目の前の締め切り仕事をただひたすらこなす」日々を過ごしておりました。まだお仕事が残っては居ますが、次の締め切りは5月下旬。ちょっと一息、という感じです。
この間、書籍(単著)3冊、雑誌特集(単著)1つ、雑誌特集共著2つ、医師国家試験解説作成、看護師国家試験解説作成、病気が見える(呼吸器)監修、あとは試験問題と解説、「作問のねらい」の作成、などなど、公に出来ないもの含め、たくさんのアウトプットを致しました。
ちょっと自分の処理能力を超える作業量で、この間の記憶がほとんどありません。でも次々と形になっていくのをみて、楽しくまた充実していた日々でした。特に書籍の刊行は、やはりテンションが上がるものです。
いよいよ今週末は呼吸器学会@大阪です。ということで、書籍コーナーに並ぶ、最近発売になる(なった)拙著のご紹介をさせて頂きます。

検査ができない!?専門医がいない!?現場で役立つ呼吸器診療レシピは、リンク先をご覧頂くと、「タイトルで対象がわからない」と酷評されていますが(汗)、検査ができないセッティングの開業医の先生方、専門医が不在で、総合内科の先生や一般内科の先生や消化器内科の先生や循環器の先生が呼吸器疾患症例を診ておられる、そういう現場が世の中にはたくさんありますが、そこの先生方、がまずは対象です。しかしながら、呼吸器専門医でも、検査ができないセッティング、というのは実はよくありまして、そういうところにおられる若手の先生にも好評を頂いています。自分ではわかりやすいタイトル、と思っていたのですが…やはり客観的にご覧になっている方のご意見は貴重です。
内容としては、ある程度勉強しているんだけど、この辺のニュアンスがわからない、というお話をよく伺う、「咳の鑑別」「非結核性抗酸菌症」「間質性肺炎」を中心に、ご質問をよく頂くところ、誤解されているケースをよく見かけるところを多く書いています。なので、かなり内容に偏りが(汗)。学会場で見かけたら、ちょっと立ち読みしてみられることをオススメします。

つづいては、おなじみのやさしイイ胸部画像教室、いよいよ第2版がでました。以前にも書いたかもしれませんが、40ページ増、写真の入れ替え&追加が100枚以上でありながら、価格はわずか100円のupで抑えて頂いております。日本医事新報さん、ありがたやでございます。初版の内容が変わったわけではありませんので、初版をお持ちの方も、これからも安心して使い続けて頂けます。

Dr.長尾プロデュース 呼吸器腹落ちカンファレンス 呼吸の果てまでカンファQ!という本が、まさに呼吸器学会にギリギリ、印刷が間に合うのか?合わないのか??というタイミングで、ただいま絶賛製作中であります。もし学会場でお見かけになりましたら、出版社さんがんばったな!と思って頂ければと思います。こちらはこれから呼吸器を回る、学生さんや研修医の先生が対象です。対象は絞られています(笑)。指導医・上級医がカンファレンスで尋ねてこられるであろう事柄=呼吸器を学ぶ上で大事なことを、紙上カンファにぎゅうぎゅう詰め込んでいます。これから呼吸器を回るんだけど、カンファをどうサバイバルするんだ…??と頭を抱えている皆さん、毎週、毎月、毎年、若い子が回ってくるけど、どう教えりゃいいんだ…???と頭を抱えている上級医の皆さん、もし学会場で見かけたら、まずは立ち読みしてみてください。