割と基礎的なところではありますけれども、ひょっとすると、検査技師さんが普段意識されていないかもしれない、正常肺の生理と病的肺の変化についてお話しさせて頂きました。
ご司会を賜りました高谷先生、どうもありがとうございました。
また、今回お招き頂きました島田先生には、数々のお気遣いを頂きました。本当に、ありがとうございます。

無事に終了したあとは、公開講演に齋藤孝先生が登壇なさる、ということで、滅多にないチャンス、とばかりに拝聴しました。タイトルは「人間関係を作るコミュニケーション力」。
ご講演の中で、「聞くだけじゃダメ。エビングハウスの忘却曲線通り、明日には忘れてるから、必ず今日中に、家に帰ったら家の人に話すように」とおっしゃっていました。これはアウトプットせよということだと考え、こちらでアウトプットを。しかしそのまま掲載は少し憚られますので、自分なりの解釈、これからこういう風に自分も授業などで活かしていこう、ということを交えて書いて参ります。
(以下、講演内容を改変引用)
・まずはそこにいる人全員を「参加させる」。ここにいろいろな手を使う。興味のなさそうな人に敢えて話しかける。笑いが足りなければ要求する。復唱させる。うなずかせる。身体を動かせる。驚かせる。相づちを打たせる。はーひーふーへーほー。
・コミュニケーションは、まず雑談力(意味のないこと、人間関係を温める)、次に伝達力(伝えたいことを伝える)、そして新しいことを生み出す、アイデアを考え出すフェーズがある。
・雑談フェーズでは相手の名前を何度も呼ぶ、相談を持ちかける。
・コミュニケーションの半分(以上)は、身体で行っている。言葉を伝達する前に関係性が出来て、その上で言葉を投げれば伝わる。
・伝わったかどうか、確認が重要。復習、復唱、内容を要約して語り合うワーク。
・グローバルな人材、は、英語なんかよりテンションが一番大事。ハイテンション、ノリがいい人が成功する。名言「無職だと不機嫌だが、不機嫌だとずっと無職のまま」。
・コミュニケーションには質問力も大事、コメント力を養うにはよく使う言葉を禁止する。「ヤバい」「美味しい」禁止とか。
・上機嫌は「作法」である。医者は患者さんの前では「上機嫌」であるべし。自分の気持ちをアゲるルーチンを用意しておき、患者さんの前に出る際にアゲていく。教師もまた然り。
(引用ここまで)
一般市民の皆さんもかなりの数、おられる中で、会場を巻き込む手腕、大いに参考になりました。そして伝えるというところの手法も。あと、これから書籍やTVでのネタになるような決めぜりふもありましたが、それは、参加者の特権ということで。