2018年06月29日

成人肺炎診療ガイドライン2017解説2・市中肺炎1・成人肺炎診療ガイドライン2017における市中肺炎の定義

ちなみに院内肺炎(HAP)は入院後48時間以上経過してから新しく発症した肺炎であり、入院時既に感染していたものは除かれます。

そして医療・介護関連肺炎(NHCAP)は以下の定義のような肺炎です。

医療・介護関連肺炎の定義

  • 長期療養型病床群もしくは介護施設に入所している

  • 90日以内に病院を退院した

  • 介護(PS3以上)を必要とする高齢者、身体障害者

  • 通院にて継続的に血管内治療(透析・抗菌薬・化学療法・免疫抑制薬などによる治療)を受けている



ガイドライン自体に市中肺炎(CAP)とはこういうものだという定義、そのものズバリは書いてないんですけれども、一応記載としては、基礎疾患のないまたは基礎疾患が軽微な人に起こる肺炎、と書いてあります。また一般的な概念は、通常の日常生活を営む健常人に起こる肺炎である、とも書いています。

市中、という言葉は普通の街中に住んでいる、ということですが、HAP、NHCAPを除いたものがCAPですから、NAPやNHCAPの定義とすり合わせると、医療機関にそれほどかかっていない、医療や介護の対象となっていない、ほぼ健常な人に起こる肺炎だと考えられます。

肺炎ガイドライン解説

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posted by 長尾大志 at 18:32 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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