2018年07月03日

成人肺炎診療ガイドライン2017解説4・市中肺炎3・原因菌探し

治療の場(外来治療か入院治療か)を決めた後に治療薬の選択へと進みますが、治療薬を決めるためには原因菌が何であるかを考えなくてはなりません。

そこでできる限り原因菌に迫ることができるよう、検査を行います。まず採るものとしては

  • 喀痰のグラム染色、および培養・同定

  • 血液培養

  • 尿中抗原(肺炎球菌/レジオネラ)

  • 喀痰や上咽頭ぬぐい液の抗原

  • LAMP法による遺伝子検査

  • 血清抗体検査


が挙げられますが、実際に普及しているのは上3つでしょう。グラム染色については、まだ普及途上、といった感じですが、迅速性と妥当性からはもっと普及すべき検査である、といえます。

グラム染色から直ちに治療薬を決めることができます。尿中抗原や喀痰などの抗原も迅速に結果が得られますが、血液培養は結果が出るのに数日かかります。LAMP法でもう少し。抗体検査は2週間以上かかりますから、初診時にすぐに結果が得られるグラム染色と、抗原検査でわかる肺炎球菌、マイコプラズマあたりは、原因菌の目星をつけることができるのです。

肺炎ガイドライン解説

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posted by 長尾大志 at 19:01 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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