広島からの帰りで新幹線内で、少し時間がありますので、濃かったここ最近の活動を振り返りましょう。
6月23日(土)、岡山協立病院にて、胸部X線写真レクチャー。
6月26日(火)、近江八幡市蒲生郡医師会講演会にて、ACOの架け橋、じゃなくてACOのお話。
6月30日(土)、大阪赤十字病院にて、開業医の先生方向け、胸部X線のお話。
7月11日(水)、沖縄県立中部病院にて、胸部X線写真のお話+興味深い症例のご紹介でした。今思い出しても、中部病院を見学できたことは夢のような体験でしたし、やはり現地を訪れて、お話をする、ということの大事さを実感しました。ご縁があるところにはどんどん出かけていきたいな、と強く念願しております。
それにしても、中部病院では、(適々斎塾に代表されるような、あちこちの学生さんや研修医の先生方の勉強会で)見知った顔によく会いました。やはり、意識高い人は沖縄を目指すのか…。
7月12日(木)に戻って参りまして、7月13日(金)は5年生まとめと6年生の1週間まとめ、というか割と渾身の講義になってしまいまして、へとへとになりました。
7月14日(土)、VRチーム医療@洛和会音羽病院。前回同様、チーム対抗戦の臨床クイズ大会でしたが、今回から新機軸を導入しました。ネタバレになるので詳しくは申しませんが、音羽病院の土谷先生によるアイデアが冴えまくり、という感じでした。



運営、進行もこなれてスムーズに進みますし、どう考えてもこれは1施設内にとどめておくにはモッタイナイ。「チーム医療」でありますから、初期研修医と看護師さん、それにできればPTさんや薬剤師さんでチームを組んで、病院対抗、みたいな感じでできないかなあ、と夢想しています。やるとしたら日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(いや、日本呼吸器学会でもいいのですが)の地方会あたりで、意識の高い認定呼吸療法士の方中心でどうかなあ、とか、夢は広がるばかりです。


夜のうちに広島へ移動、という私の都合に合わせて頂いて、山科駅前でお食事を頂きました。そのときに洛和会丸太町病院の上田先生のスーパーな伝説?も伺い、また、適々斎塾塾長の中西先生と、音羽病院の長坂先生のご関係なども伺うことができました。思いがけず、翌日からの適々斎塾予習になってしまいました。

洛和会音羽病院の土谷先生、長坂先生、森川先生はじめスタッフの皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
7月15日(日)、いよいよ適々斎塾広島セミナーです。今回私の担当は、なかなか出だしすぐの枠にて「喘息」「COPD」の、「ガイドラインの向こう側」というテーマでのお話です。
タイミングよく?喘息のガイドライン、COPDのガイドライン、それにACO(Asthma - COPD Overlap)診療の手引き、が立て続けに出ましたので、新しいガイドラインの変更ポイントに触れながら、診療に役立つようなお話に絞って、できる限り考え方をシンプル化してお話をさせて頂きました。
自分の話はともかく、その後引き続きお話を頂いた、心不全、心房細動、HP感染、糖尿病、骨粗鬆症、関節リウマチのお話、これらは呼吸器専門○○になりつつある私にとって、大変ありがたいお話ばかりでした。

夕方以降は懇親会。

適々斎塾の皆さん、本当にあたたかく、雰囲気よく、こんな場でも症例クイズあり、塾生の先生のお嬢様方による出し物あり、あっという間に時間が経ってしまいました。


16日も引き続きお勉強です。睡眠時無呼吸症候群、頭痛、認知症、慢性腎臓病、甲状腺疾患といったコモンな疾患たちのサマリーを頂きました。
今回は中西先生のお膝元、広島セミナーということで広島の先生方も多く参加されていましたし、講師陣も広島の先生方が多く、中西先生のエピソードも豊富に頂いて、すっかりこちらも参加者として楽しませて頂きました。ここまでの会を広島でなされるまでに、中西先生には数々のご苦労があったかと思いますが、これからもますますのご発展をお祈りするものであります。
私の出番の前、初っぱなの講演は中西先生の息子さんが担当されましたし、板金先生の息子さんは沖縄県立中部病院におられますし(偶々今回はお目にかかれませんでしたが)、沖縄に今おられる先生が以前大阪赤十字病院におられたり、雨森先生と中西先生が、来年の某学会でコラボ企画に私を巻き込んで頂いたり、岡山協立病院や福知山市民病院や、それ以外にもこれまで伺ったことのあるご施設の先生方とまたお目にかかったり、人のつながりをたくさん実感できたここ数週間でした。

中西先生、板金先生、松村先生は、安田先生はじめ適々斎塾の先生方、本当にありがとうございました。