2018年07月19日

成人肺炎診療ガイドライン2017解説13・市中肺炎12・スイッチ療法

当初注射薬による治療を開始しても、患者さんの状態が改善すれば、つまり
  • 循環動態が安定し、

  • 臨床症状が改善し、

  • 経口摂取が可能で、

  • 消化器機能が健全であれば

内服抗菌薬へのスイッチが可能、とされています。スイッチ療法導入の目安は本邦でいくつかの基準が検討されています。1つは

  • 呼吸器症状(咳や呼吸困難など)の改善

  • CRP<15mg/dL

  • 経口摂取の十分な改善

  • 体温が少なくとも12時間以上38℃未満であること

(柳原ら 2009)

の4項目で、もう1つは

  • 咳および呼吸状態の改善

  • CRP<10mg/dL(初診時CRP<10mg/dLの場合、CRP減少を確認)

  • 白血球数<10,000/μL

  • 体温が16時間以上37℃未満であること

(内山ら 2003)

の4項目です。

一応数値基準もありますので、参考にして頂ければと思います。注射薬を使っている間は退院が難しいものですから、内服へのスイッチは入院期間の短縮につながるでしょう。

肺炎ガイドライン解説

トップページへ

posted by 長尾大志 at 18:07 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。