外来治療は内服薬で。
- 第1選択薬|マクロライド系薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシン、エリスロマイシン)
- 第2選択薬|ミノサイクリン、レスピラトリーキノロン((ガレノキサシン、モキシフロキサシン、レボフロキサシン、シタフロキサシン、トスフロキサシン)
いつものことですが、マクロライド耐性マイコプラズマが〜みたいなことが書いてありますが、まあ成人では耐性マイコプラズマによる治療失敗、ということはあまりありません。ですのでここはマクロライドでいい。よほど耐性が問題になる、気になる場合でも、ミノサイクリンでOKです。
入院治療は注射薬を選択するという建前ですので、注射薬のあるものからの選択です。当たり前ですが。
- 第1選択薬|ミノサイクリン、マクロライド系薬(アジスロマイシン、エリスロマイシン)
- 第2選択薬|キノロン系薬(レボフロキサシン、シプロフロキサシン)
キノロンについては上に同じです。
■ レジオネラが検出された場合
- 第1選択薬|キノロン系薬(レボフロキサシン、シプロフロキサシン、パズフロキサシン)、アジスロマイシン
レジオネラとなったら、瞬時も迷うことなくキノロンです。重症の場合はアジスロマイシンと併用です。第2選択、なんちゅうものはありません。とにかくキノロンです。
肺炎ガイドライン解説