2018年08月15日

成人肺炎診療ガイドライン2017解説29・菌が検出されたときの抗菌薬5

■ モラクセラ・カタラーリスが検出された場合

・外来治療の場合(経口薬)

モラクセラ・カタラーリスはほぼβラクタマーゼを産生する、と考えます。ペニシリン系薬を使うのであれば、βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬が必須です。意外にマクロライド系が使えるのが、特記すべき点ですね。
  • 第1選択薬|βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬(スルタミシリン、アモキシシリン・クラブラン酸)

  • 第2選択薬|マクロライド系薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシン)

  • 第3選択薬|レスピラトリーキノロン(ガレノキサシン、モキシフロキサシン、レボフロキサシン、シタフロキサシン、トスフロキサシン)


・入院治療の場合(注射薬)

  • 第1選択薬|やはりスルバクタム・アンピシリン

  • 第2選択薬|第2世代および第3世代のセフェム系薬(セフォチアム、セフトリアキソン、セフォタキシム)

  • 第3選択薬|ニューキノロン系薬(レボフロキサシン、シプロフロキサシン、パズフロキサシン)



ガイドラインではこのあたりにクラミジア、黄色ブドウ球菌について書いてありますが、実際出会うことは少ないと思いますので、ここでは割愛します。

肺炎ガイドライン解説

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posted by 長尾大志 at 18:55 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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