2019年01月16日

疾患に典型的な画像・特発性肺線維症(IPF)

IPFに典型的な画像ではこんな特徴がみられます。

スライド2.JPG

・胸郭は小さめ(横隔膜は上昇している)
・下肺優位、特に横隔膜付近の肺野濃度が上昇している
・(濃度上昇により)横隔膜の線が不明瞭になっている
・濃度上昇の中に網状影がみられる
・下葉の容量減少を反映し、毛髪線が下方に移動している

スライド3.JPG

胸部X線写真におけるこの濃度上昇をどのように表現するか。難しい問題です。写真の、中肺野あたりの陰影であれば、ふんわりと何となく白っぽくなっている、「すりガラス影」という表現でよさそうで、下肺野になるとそこに網状影が乗ってくる、という感じかと思います。

CTをみると、網状影にあたるのは、経が数mm程度の嚢胞が数層重なって形成される、蜂巣肺であるとわかります。

スライド4.JPG

スライド5.JPG

呼吸器研修ノート

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posted by 長尾大志 at 16:57 | Comment(0) | 呼吸器研修ノート
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