2019年01月23日

適々斎塾「ワークショップ 変えよう!教わろう!明日からの研修医教育」振り返り3

佐田先生、西澤先生、和足先生のお話に加えまして、研修医の立場から頼島先生と水谷先生にもお話を聞かせて頂きました。やはり研修医の立場からのお話というのは非常に参考になるところが多かったです。先生方の話を総合して、今後考えていかなくてはならないなという点は以下の通りです。

・やはり医学教育の要諦は、ベッドサイド教育+カルテを書いてそれに対するフィードバックをもらう、ここにあると実感しました。また診察を横で見てフィードバックするということも、教育効果としては抜群で、手間はかかりますけれどもやはり積極的にやっていきたいと思いました。

・知識や手技は本やハンズオンなどでも学べるわけですが、気持ちや情熱といったものは病院でしか学べない、確かにその通りだと思います。ますますその感じでやっていきます。

・手技というのは、成長が目に見えやすい、わかりやすいものであります。わかりやすい成長というのは、若い人たちにとって蜜の味、甘いものであります。ついついそういった面での成長を、若い人が偏って志向しがちになってしまう点も見過ごせません。

・本当に初期研修医の間に習得すべきことは、ものの考え方、患者さんのみかた、そういったところ、まず医師としての第一歩を踏み出すというところのはずです。

・所詮、初期研修医のできる手技なんて、多少の上手下手はあっても誤差の範囲で、それを最優先に置くというのは近視眼的すぎるように思います。この点に関しては、いくら若い人が「経験をどんどん積みたい、ものの考え方は後回しでいい、後回しと言うか別にやらなくてもいい」と志向されていても、それはよろしくない。ここは指導医の教えたいことと若い人のやりたいことのギャップがある、と言われても、そこは譲れません。もちろん手技もやるんですけれどもしっかりした考え方を身につけていただくように導くべきであります。

・お看取りは大きな経験になったという話があり、重い話ではあるのですが、やはり医師と患者さんやご家族との、これまでの関係性が集約される場であるという意味でも、特に良い関係を結べている患者さんの看取り現場は、若い人たちにとっては大変心を動かされるものになるかと思います。

・そういうことも含めて、真似したい、そうなりたいと思える指導医との出会いの場になることが良い教育現場なのでしょう。指導医の姿とは、講義もそうですし、患者さんとの関わり、病状説明の現場、学会発表の姿、苦労話なども大いに刺激を受けるようです。

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posted by 長尾大志 at 12:29 | Comment(0) | 日記
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