2019年01月30日

疾患に典型的な画像・肺結核/肺非結核性抗酸菌症2

抗酸菌の症例でみられる限局性の陰影は、粒状影/結節影/腫瘤影なのか、はたまた浸潤影/コンソリデーションなのかすりガラス影なのか。

CT を見ると、粒状影/結節影/腫瘤影というのはくりっとした塊みたいな陰影として見られますのでわかりやすいですね。これらの違いは、大きさです。

粒状影:直径5mm未満
結節影:5mm〜3cm
腫瘤影:3cm以上

浸潤影/コンソリデーションは、どちらかというとべたっとした、広がりを持ったような陰影として見られますので、CTであればそれほど悩む場面は少ないかもしれません。でも胸部X線だと、結節影であっても本当にクリッとして見えるとは限りません。

スライド12.JPG

上の写真でいうと、右下の陰影なんかはべたっとして見えるかもしれないです。このように胸部X線写真ではCTと違って、結節影や浸潤影/コンソリデーションの区別がしばしば難しいことがあります。

ですから、あまりその辺りを厳密に分けるということはせずに、「限局性の(白い部分があるというような意味で)高吸収域」という言葉を使うことが多いと思います。

呼吸器研修ノート

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posted by 長尾大志 at 19:40 | Comment(0) | 呼吸器研修ノート
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